【銀魂】えぇ？伝説の攘夷志士だぁ？阿保、私は唯の戦場医だわボケェ【坂田銀時】

万事屋 ページ36

貴方side



「はーい みんな 授業やんぞ〜」


生徒1「今日どこやんの〜？」


いつも通りの会話


いつも通りの午前


昨日晋助に言われてから意識するようになったが本当に平和なんだなとつくづく思う


すると急に玄関に誰かが訪れた音が聞こえた


神楽「Aーッ！！ 何処にいるアルか？！」


私は教卓に教本を置いて向かった


「どうした そんなに急いで」


新八「道で女の人が倒れて！！」


「何処だ！」


神楽「すぐ近くネ！」


私は靴をさっと履き医療器具の入ったバックを持って向かった


訂正しよう


平和じゃない


いや、平和‥ どうなんだろうか


でも私の仕事は目の前の命を救う事


私は現場に着いた


其処には銀時がいた


「銀時か‥ 私の診療所まで運んでくれ！」


銀時「おう わかった」


銀時は女を運んだ





っつー‥


何だ 胸のあたりが痛い


病気か？


私はバックをぎゅっと握りしめた






女を寝台に乗せてもらった


外傷はなし


いたって心当たりのあるような病気の症状には値しなかった


まァ 見てわかることは妊婦ってことぐらいかな


私は万事屋の3人に授業に使うテキストを渡した


「すまない 頼んだぞ」


銀時「借り１つだからな〜」


「ふふっ そうだな」


3人は部屋から出ていった


タイミングよく女は目を覚ました


「おっ 目が覚めたか？」


女「此処は‥」


「私の診療所だ 何か心当たりあるものはないか？持病とか‥」


女「‥‥‥」


「あ、いやぁ 言いたくなかったら別にいいんだ ただなァ‥」


女「妊娠を‥ したんです」



「‥そうか 疲れかな」


それはわかってんだよォォォッ！


‥原因！ 原因を知りたいんだよ！


女「はい‥私は頼れる家族も安定した家もなくて貧乏で‥」


「男は？」


女「言えません」


こりゃぁめんどくさいことになりそうだな


「ぱっと見もうじきという感じかな」


女「はい‥ でも食事も取れなくて」


「なら赤ん坊が生まれて仕事も安定するようになるまで私の家に住めばいい」



女「えっ！！ でも‥」



「産むところ 育てる環境 整っていないと大変だろう だから私に頼れ」


女「うぅッ ありがとうございます‥」


女はポタポタと大粒の涙を流した


「私の名前は伊原Aだ」


女「私の名前は小夜子です！ 歳は18です！」


18歳の娘に負けただとォォォッ！！


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