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小さい頃の記憶。父は、
やんちゃだった私と、見ぬふりなどせず
いつも一緒に遊んでくれていた。
一人っ子で、親が共働きである私を
ずっと心配してくれて、
父は、いつも｢寂しくないか｣とか、
｢今度の日曜は遊園地行こうな｣とか
私のことを沢山可愛がってくれた。
でも、その自慢の父は、私が5才になった年、
大雨、雷の鳴るほど天気の荒れた日。
トラックに轢かれて死んだ。
運転手の、飲酒運転による事故だった。
雨が降っていたのもあり、
かなり危険な運転だったらしい。
父が死んだ次の日も同じように荒れた天気で、
雷が鳴るのをびくびくとしながら
耐えていたのは、今でも覚えている。
母は、小さい私に
｢雷さまが、お父さんを連れてっちゃった｣なんて
話していたから、そのせいで
正しい死因がわかった今でも
雷の音が怖い。
.
柳田｢……そう、だったのか。｣
『ごめんなさい、まさくんにこんなこと話しても
迷惑なだけなのに……ｯ』
顔が見えないこの体制は、
まさくんの顔が見えなくて
まさくんが何を考えているのかも、
怒った顔なのか、笑顔なのか、
どんな顔をしているのかもわからない。
柳田｢そんなことねーよ。うちの大事な
マネージャーなんだから、
迷惑とかそんなの全然ない。｣
まさくんは私の背中をとんとんして、
嗚咽を鎮まらせようとしてくれる。
ひくりひくりとなっていた喉も、
次第に嗚咽の回数が減り、
落ち着き始める。
と同時に私はまさくんから身体を離す。
柳田｢っあ、悪い。練習してたし
汗くさかっただろ。｣
『っううん、全然。
まさくんの匂い、安心する』
皆同じ洗剤でお洗濯してるのに。
香水かな？何なんだろう。
まさくんからはお日さまみたいな香りがする。
柳田｢ｯお前な…そういうのは
女の子が軽々しく言うことじゃありません。｣
まさくんはちょっとむすっとして
私のおでこを軽く小突く。
『いたっ……もう、何するの〜！』
柳田｢お前がそういうこと言うからだろ。
…あーもう、ほんとにさ……｣
まさくんは持って来ていたタオルに
顔をうずめた。
『いい匂いだよっていっただけじゃん！
何がいけないの……』
まさくんは目だけちらりとタオルから覗かせる。
……歳は幾つも上だけど、可愛いなぁ。ふふ。
.
西田｢あんな空気じゃあ入れないっすね祐希さん。｣
石川｢そうだな……｣
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ちくし(プロフ) - 零崎哀識さん» コメントありがとうございます。ご心配おかけしまして申し訳ございません。当方人差し指でスマホ操作を行うので長文を書くのが難しくなりました。できるだけ早くお話が書けるよう頑張りますのでもう少々お待ち頂けますようお願いします。 (2019年11月3日 13時) (
レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
零崎哀識(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく読ませていただいてます！怪我の方お大事になさってください！更新楽しみに待ってます^^* (2019年11月2日 15時) (レス) id: 0970f9f72e (このIDを非表示/違反報告)
ちくし(プロフ) - 暁さん» ご指摘ありがとうございます。只今修正しましたのでご確認の程お願い致します。これからもご指摘の程よろしくお願い致します。 (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
ちくし(プロフ) - あささん» お返事遅れてしまい申し訳ありません。ありがとうございます。更新速度に自信はありませんが、手当り次第バレーの知識に触れながら、続きを書いて参ります。よろしくお願い致します。 (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
ちくし(プロフ) - 遥さん» お返事遅れてしまい申し訳ありません。続きを皆さんにお届けできるよう頑張りますので是非ともよろしくお願い致します。 (2019年10月27日 15時) (レス) id: 6513d7205c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばばば | 作成日時：2019年10月25日 23時
