ちび、動きます《Y.M》

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あの後は、竹内さんと晩ご飯を作った。




お昼ご飯とは違って、メニューが増えるので




少し大変だったけれど、




お昼の皆さんのお顔を思い浮かべたら




作るのだって苦じゃなかった。




.


今日の練習がすべて終わり、




皆さんと晩ご飯を食べるべく、




空いている席を探していた。




すると、私に向かって手を振る人物が居ることに





気がついた。




………清水さんと福澤さんだ。





私はそのお二人の間の席に座らせてもらい、





食事をすることにした。





『ありがとうございます。わざわざお席
借りちゃってすみません。』




私の座った席の前には山内さんと関田さんと、




リベロの山本さんが座っている。




福澤｢えーよ。まだあんまし話してなかったなって。
清水とは喋ったことあるらしいけど、
俺とも喋ってくれると嬉しいな。｣




清水｢まぁ福澤は怪我で前回代表外れてるからなぁ。
ま、昨年怪我した俺が言うことじゃないけどな。はは。｣




『清水さんは以前お会いしましたもんね。
福澤さん、改めてよろしくお願いします。』





福澤｢そう固くならんでえーのに……。
まぁ、よろしくな。｣




『はい、よろしくお願いします！
あ、清水さんも！』



清水｢俺はついでかい！ 今回は
割と本格的にマネージャーだしな、
俺達もサポートするから、一緒に頑張ろう。｣




『沢山迷惑お掛けすると思いますが
ご鞭撻の程よろしくお願いしますね。』





関田｢若いのに難しい言葉知ってるねAちゃん。
何か俺ちょっと感心しちゃった。｣




『そうですか？あ、でも今までしてきた
アルバイトの中で接客が多かったので、
言葉使いの本を買って勉強したんです。
それが生かせられてるなら良かったです。』




関田｢わぁ、熱心だね。でも、別に俺らに
そんなよそよそしくしなくていいからね！
柳田さんみたいに軽い感じでいいから！｣




『ふふ、ありがとうございます。
っあ、お話変わっちゃうんですけど、
さっきの関田さんのトスと福澤さんの
スパイク、とっても素敵でした……！
流れが本当に完璧で…………』




私がそう話し始めると、




皆さんは私にバレーの用語や





プレースタイルについて色々と教えてくれた。





ご本人方に聞くのが1番わかりやすくて




1番勉強になるなぁ…………。

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