日常 ページ18
ソファで寝転がっている彼女を横目で見ながらパソコンを覗く。
今日はあいにく外は雨。そんなわけで家デートをすることになったのだが、始めの一時間以降こうやって別々のことをしていた。
別にこういうことは珍しくもなく、お互いベタベタしない性格からかこの距離感が心地良い。
いつも通り車載動画とかを見ていると、目の前のソファでAさんが寝転がり寝る体制に入るのに気づく。
今日の彼女の服装はいつもより少しだけ露出が多くて、ミニスカートからちらちら覗くその生足に目を取られた事は否定しない。俺も男なのだ、相手は彼女やしそれぐらいなら許してほしい。
「Aさん、寝るんすか?」
「んー…昨日残業で寝るの遅くてさぁ……だめ?」
くるっと体を動かしてこちらを見つめるAさんの目は半開きで潤っており、確かに眠いんだなと察する。
「どうせ寝るんならベッドで寝てくださいよ」
立ち上がって彼女が横になっているソファへと歩きだし、軽い彼女を持ち上げた。
「お姫様抱っこじゃん、これ」
「はいはい。じゃあベッドまで運びますよーお嬢様」
「執事とか似合いそうだよね、ショッピ君」
くすりと笑う彼女に眠気から来るのか謎の色気に当てられかけるもそれをぐっと堪え、Aさんを寝室のベッドに寝かした。
「一時間ぐらいたったら、おこして……」
「分かりました」
そしてすやすやと安心したように寝てしまった彼女の頭をそっと撫でながらキスをする。
「好きっすよAさん」
こんな何気ない日常が、これからも続きますように。
俺は棚に隠してある小さな小箱を思い浮かべながら、また動画を見にリビングに戻ったのだった。
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百瀬のえる(プロフ) - 25歳shpおじさんとjkちゃん狂おしいほど好きです先生生徒好きは実はここ発祥ですjkとshpの組合せンァ゛゛゛゛ (2020年10月8日 1時) (レス) id: 90299a5c54 (このIDを非表示/違反報告)
夜有(プロフ) - えなさん» ありがとうございます!そう褒めてくださるととても嬉しいです…!まだ続編は決めてませんが、そのときはまた見ていってくれると嬉しいです(*´ω`*) (2019年3月8日 10時) (レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します。貴方様の綴る物語が大好きで、短編の中にも夢主ちゃんの想いや情景が繊細に書かれていて読みながらとても心を動かされています。別作品もあってお忙しいとは思いますが、次回作があるのであれば心からお待ちしております…! (2019年3月8日 3時) (レス) id: 4d21cb4889 (このIDを非表示/違反報告)
夜有(プロフ) - 柚さん» ありがとうございます!カクテルは自分の中でも一番良作だと思っているのでとても嬉しいです。期待に添えるよう、頑張っていきますね! (2019年3月3日 2時) (レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - 素敵です…特にカクテルの話が好きで何回も読み返してしまいます。これからも頑張ってください!! (2019年3月3日 0時) (レス) id: db3c90213f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜有 | 作成日時:2019年2月19日 14時