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「あっ、ツマミ作ってくれてたん？」
「誰かさんが寝坊したせいで半分昼食になりましたけどね」
「今度欲しいって言ってたぬいぐるみ追加させていただきます」
袋からお酒を出しながら申し訳なさそうに謝るショッピ。なんだかこんな彼は珍しいので、ちょっと楽しい。けどあまり調子に乗ると後で痛い目にあうので程々にしておく。
「温めてきたからどうぞ」
「ん。じゃあはい」
「乾杯」
カラン、グラス同士がぶつかり合う音を境に二人でお酒をあおる。久しぶりに飲んだお酒は美味しくてたまらない。
「あ〜、これのために生きてる」
「ロールキャベツ美味っ。Aって見た目に反して料理めっちゃ上手いっすよね」
「見た目に反してはいらないんだわ」
なんでこの人いちいち煽らなきゃ喋れないんだろう。けど手料理を美味しい美味しいと言う彼の顔は、いつもの無表情な顔ではなくて嬉しそうにしてるからこちらもつられてしまう。
「けどホントに美味い。毎日食べたい」
「ショッピのお金使いがどうにかなったら毎日食べさせてあげてもいいんだけどなぁ」
やれやれ、と笑うとショッピが何も言ってこないのに気づく。おかしいな？いつもならどう使おうと俺の勝手やろと言うショッピが？
ショッピの方を向くと、いつもは半開きな目を見開いてこちらを見つめるショッピがいた。
「ホンマ？」
「えっ、あ、うん」
「じゃあ来年の抱負はAと結婚することにするわ」
「はぁ！？」
衝撃発言をしたショッピはまた私の料理を食べ始める。えっ、あのお兄さん。今の予告プロポーズについて何か他にないんですか？？
パクパクと口を開いたり閉じたりする私に気づいたのか、ショッピは面白そうに私の頬をつついてきた。
「何その顔、クッソ笑えるんですけど」
「当たり前なんだよなぁ……！！」
「……本気やから、まぁ気長に待っとって」
いつも煽ってくるくせに、変にドジ踏んだりお金の使い方やらかしたりするくせに！今日だって遅刻したのに！！
そのくせ私が弱っているときはピンポイントで見抜いたり、こんなことも言ってきたりして！！
「ショッピだって耳真っ赤だからね！来年絶対にしてよね！！馬鹿野郎！！！」
「うっさ、分かっとるわバーカ」
ショッピが実はもうそこそこ貯金を貯めだしているのを知らない私は、顔が暑いのを無視してグラスに入っていたお酒を一気に飲み干すのであった。
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夜有(プロフ) - 百瀬のえるさん» ありがとう御座います！いつかまた会えるときが来ましたら、そのときはよろしくお願いします。 (2021年1月1日 23時) (
レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬のえる(プロフ) - 更新ありがとうございました！大好きです！！お疲れ様でした！ (2021年1月1日 23時) (レス) id: 90299a5c54 (このIDを非表示/違反報告)
黒音 - はい！それではお願いします！ (2019年10月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 11da0246b8 (このIDを非表示/違反報告)
夜有(プロフ) - 黒音さん» あ、いえ！その可能性も考えてたのにそこも確認してなかった私もすみませんでした。リクエスト承りました！ (2019年10月15日 16時) (レス) id: 93b15b9a53 (このIDを非表示/違反報告)
黒音 - 返信ありがとうございます!個人的にはハッピーエンドがいいですが作者さんの書きやすい方で良いですよ(それと夢主が死んだ後の事なのですが前世の時の事です。分かりづらくてすみませんでした) (2019年10月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 11da0246b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜有 | 作成日時：2019年4月7日 22時
