召喚、失敗された件【転生したらスライムだった件】

6.種族 ページ6

『でも、ドラゴンがいるって言うことは、魔物とか、モンスターとかいるんですよね？』



ヴ「ああ、そうだな。」



『なら、自分のスキルくらいは把握しておきたいですね…。』



いつまでもヴェルドラさんと一緒にいるわけにもいかないし、



せっかくなら、このファンタジーな世界を満喫したい。




だからといって、魔物が現れて即死亡なんて、嫌だ。



ヴ「そのことだが、我に1つ心当たりがある。」



『え、なんですか？』



ヴ「さっき、お主に我の魔力を分け与えたといったであろう？




　 普通は、そんな事はしない。


　 我の魔力は、ドラゴンの魔力。


　 人間の体で耐えられるかどうか分かぬ。」




は？



じゃあ、このドラゴンは、一か八かで、そんな事をしたのか。




と、こいつとんでもねぇな。という目で見た。




ヴ「仕方ないであろう！？



　 我は、ここから動く事ができぬのだから、



　 唯一、助けられる方法がそれしかなかったのだ！」





『そうだったんですね。



　それに、私も今生きてるから、人間でも、ドラゴンの魔力に耐えられるんですね。』





.






.









.









.






ヴ「いや、耐えられないのだ。」





『は？』



いやいやいや、私、今生きてますよ？


ヴ「お主、気づいてないのか？」



『何が？』




ヴ「お主、もう人間ではないぞ？」




『は？』









ヴ「お主は、人間と竜のハーフ、



　 "竜人(ドラークノイド)"



　 に進化した。」

7.竜人→←5.運

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す