召喚、失敗された件【転生したらスライムだった件】

42.宴 ページ42

リムルSide


ｶﾞｾﾞ「ところでリムル、この国の結界は、すごいな。」


リ「そうか？」


ｶﾞｾﾞ「ああ。


　 他の国は何人かの結界スキルをもった者達で作られる。


　 が、それでも、魔王が作った物ほど丈夫ではない。




　 だが、この国の結界は、魔王の結界ほどではないが、それに匹敵するくらいだろう。」



リ「そうなのか…。



　 この結界は、俺も少しは手伝ったが、

　 部下の1人が、自分で作ったんだ。」



流石に、個人が特定されないほうがいいだろう。



ｶﾞｾﾞ「そういえば、あの鬼人達を諌めていた者がおったな。



　 あいつはこの場にいないようだが、、」



その言葉を聞いた瞬間、


その場にいた鬼人達の鋭い目がガゼル王に向く。



ｶﾞｾﾞ「そんな警戒せんでもいい。」



リ「あいつは、料理が上手なんだ。



　 ほら、それと、それと、これと、あれ作ったのはそいつだ。」


ｶﾞｾﾞ「ほほう。」



ガゼル王の反応から、ガゼル王の前にシルを連れてくるのは、


今回はやめておこう。





と、思っていたのに、


『リムル様、お酒をお持ちしました。』






なんで来てるのー！？！？




と、さっきとは違う


青い桜の柄の着物を着て、


お酒を俺とガゼル王の隣に置く。





何も起こらず、終わってくれっ！！！



鬼人達もハラハラと見守っている。


ｶﾞｾﾞ「お主、名はなんと申す？」



『シルフィ=テンペストです。



　未熟ながら、この町の参謀を務めさせて頂いています。』


ｶﾞｾﾞ「参謀なら、これからする話を把握しておいた方が良いだろう。



　 だから、下がらずこの場におれ。」


『えっと、、』


と、チラッとこちらを向く。



ガゼル王がこういうなら、多分、

本当に大切なことなのだろう。


リ「じゃあ、シオンの隣にいろ。」


『かしこまりました。』



こいつ、TPOをわきまえている！！！




そして、何か考えたのか、隣のゴブリンに手招きし、何かを伝えた。


何を伝えたんだ？

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