召喚、失敗された件【転生したらスライムだった件】

25.ゲルミュッド ページ25

リ「え、やっぱりお前…


『来たっ！』

　 えっ？」




遠くからだが、とても速い何かが飛んでくるのを感じた。




これ、間違い、ゲルミュッドだ。



『リムルさん、ごめんなさい。


　ちょっと行ってきます。』



さぁ、いよいよだ。









ゲルミュッドSide


何なんだ！あの集団！



俺の、俺の計画が！！！



オークロードの前に飛んでいき、

怒鳴る。

ゲ「役立たずの鈍間が！


　 貴様がさっさとトカゲやゴミを喰って魔王に進化しておれば、わざわざ上位魔人であるゲルミュッド様が、出向くことはなかったのだ！」




そう怒鳴っても、トカゲはふざけた事をいうし、

オークロードも、理解していない。





ああ、腹ただしい。




とにかく、俺がやるしかない。



ゲ「死 ね！！」


と、魔力弾をガビルに向けて打つ。




ドンドンッ




すると、魔力弾がこちらに跳ね返ってきた。




ゲ「何！？」


ガビルには、そんな力は無かったはずだ。



『あらあら、その魔力弾、これだけの風で跳ね返るなんて…。



　力ないのね。』




と、空から、マントをかぶったやつが、降りてきた。



ゲ「誰だお前！？」



『生憎、あんたみたいな変なペストマスクをつけたやつに、



教える名前は持ち合わせてないの。』



ゲ「なんだと！？この上位魔人の、俺にっ………。



　 お前も、オークロードの養分となれ！


　 デスマーチダンス！！」



『意味ないのに』



パチン


その音だけで、俺の魔法全部が消えた。


ゲ「何！？」


『上位魔人って、その程度なのね。


　ライラは、もっと強かったわ。』

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