召喚、失敗された件【転生したらスライムだった件】

17.魔人 ページ17

その後は、刻印魔法を教えてもらい、


充実した日常を送っていた。




でも、その日常は壊れることになる。




ある日の晩ごはんを食べてると、




急に


ガタッ


『ライラ、どうしたの？』



と、ライラが席をたった。




ラ「……。


　 シルフィ、すぐに外に行くよ。」



『え？でも、まだご飯食べてるよ。』



ラ「いいから、早く！」



ライラがここまで慌てる事は今まで無かった。



不信に思いながら家から出て、


ライラの後についていく。



ラ「シルフィは、ここに隠れていて。」



と、大きめの木を指差して行ってきた。



ラ「あと、魔力感知に引っかからないように、オーラもしまってね。

　 何かあっても出てこないで。」



『う、うん。』



ライラは、少し向こうにいある、少し森が開けている所にたった。



一瞬だった。




ドオォォォン


という大きな音をたてながら、何かが突撃してきた。





ラ「久しぶりぶりね、ゲルミュッド。」



少し距離があるため、

ライラの口を見て言葉を予測した。



相手は仮面をかぶっていて、何かを話しているのは分かったが、


何を話しているのかまでは分からなかった。

相手は、ゲルミュッドと言うらしい。


こちらに背を向けており、よく見えない。



ラ「今はオークロードの世話で忙しいんじゃないの？」





オークロードって、何？



ラ「だから、私を殺 すの？」



ライラがその言葉を口にすると、


ゲルミュッドはライラに攻撃をしかけた。




ライラはそれをギリギリ回避していた。





どうしよう…。



行ったほうがいいよね…？


でも、ライラは、出てくるなって言われたし、、




私が出ていって、何かできる？


足手まといになったら…。




そんな事をぐるぐる考えている間にも、ライラは、どんどんボロボロになっていく。





そして、ゲルミュッドの魔法がライラに命中した。




それを見た瞬間、体が勝手に動いた。

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