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8話 ページ9

あれから7年の月日が経って




私も麗奈も太輔も、
すっかり大人になって





「もう、太ちゃん、明日早いんだから、飲みすぎないでよ〜!!」





なんてキラキラした笑顔で笑う麗奈と太輔はとっくに見慣れちゃってて。






関係を公にできない2人が
唯一外で息抜きできる時間は、私と3人の時なんだって分かってるから、





あれから定期的にこうして3人で会っては、昔話や近況を話して笑い合ってる。






「もうほんとに、太ちゃんやめて!」
とか言って怒ってるけど、麗奈は本当に幸せそうで。





「なあ、A俺悪くないよな?笑
いてっ!おい!!」
なんて、太輔も、満更でもなさそうで。








2人とも大好きだから、
大切な友達だから、
私もこの時間が大切だった。





もう2人が出会って何度目の冬が来たかな。





私はきっと、この気持ちにずっとフタをしてた。






というより、この人との関係に、フタをしてもらってたんだと思う。

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作者名:Tya | 作成日時:2024年3月19日 21時

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