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25話 ページ38

裕太の家にいることを忘れて、
太輔と話すのに夢中になってたら







後ろから抱きついてくる裕太。







後ろを振り向いて「どうしたの?」って
口パクで聞いたけど、
私を抱きしめる力だけどんどん強くなって。







あまりにも強く抱き締めてくるから、
ちょっと痛くなってきて







「やめて」







って声に出したら
やっと緩めてくれて。







なんにもなかったみたいに、ふらっとまたいつもの定位置に戻って行った。







太輔と電話を繋いだままだったことを
思い出して、






「太輔?ごめんごめん」






っていったら、





「4人でまたご飯行こうな」って。






また会える、
そう思うだけでどうしようもなく嬉しくなる、






自分の単純さがまた嫌になった。

玉森side 5→←藤ヶ谷side 5



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作者名:Tya | 作成日時:2024年3月19日 21時

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