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藤ヶ谷side 4 ページ36

ライブが終わって。



思い出すのは、Aと玉のこと。





家に帰ったら、麗奈との時間を作らなきゃな、って思ってたのに、


いつの間にか、携帯でAのボタンを押してた。







「もしもし、、」




何度目かのコールで聞こえる、
Aのちょっと戸惑った声。







来ること言ってくれたら良かったのに、って言ったら、
「太輔は天下のアイドル様だね。」
なんて笑ってて。







俺がアイドルになった時から
Aはずっと俺の隣にいて。





出てる作品のダメ出しとかも容赦なくしてくるから、
Aに褒めて貰えるまで
がむしゃらに頑張ってたんだよな。






だから、俺の中でAに褒めて貰えるのは何よりも嬉しくて。





いつもだったらふざけて返すけど、
つい




「Aに言われるのが1番嬉しい」
だなんて本音がもれた。

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作者名:Tya | 作成日時:2024年3月19日 21時

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