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13話 ページ14
私と裕太はすっごく似てて。
本当に好きな人には、気持ちが伝えられなくて。
そんな私たちだから、どこか寂しさを埋めるために、利用しあってここまで来てしまったんだと思う。
「わたしって何番目の女?」
って聞くと、
「んー7番目くらい?」
「もーほんと最悪、最低。」
「ふはっ冗談、15番目」
なんて生意気な口を聞くくせに、
「俺の人生にAがいてくれてよかった」
なんて、寂しそうな顔で呟く日もあって。
わたしが太輔のこと諦めきれてないことも知ってて、
「俺は、そんな素直なAが好きだよ。」
なんて柄にもないこと言ってくれた日もある。
でも裕太には他にもたくさんの女の子がいて
「んー、明日ね、いいよ、終わったらおいで。」
わたしの前でまた、違う女の子の誘いに乗ってる。
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作者名:Tya | 作成日時:2024年3月19日 21時