すとんずガール 2

ガチ喧嘩 4 ページ8

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連れて来られたのは樹の家。



玄関へ足を運ぶと樹によって拘束されてしまった私の両腕。



背中には壁、両足の隙間には樹の足。



初めて樹が怖いと感じた。









『な、なにっ』



樹｢こういう事されたらどうすんだよ、ノコノコと男についてってホテル行って？最後までやられたらどうすんの｣



『行くつもりなかった…!!』



樹｢そんなんで男の力に勝てると思ってんのかよ、｣









樹の手は私のお腹へと移動。



なぞられる感覚が気持ち悪い。









『や、だっ』



樹｢抵抗してみろよ、｣



『じゅり…!!』



樹｢危機感持てっつってんだよ、!!お前アイドルなんだろ？プロ意識低すぎ｣



『………やめて！！』









樹を押して思いっきり扉を開けた。









『じゅりなんて大っ嫌い!!』









言い逃げだ。ずるい女。



じゅりは守ってくれたのに、



心の奥では分かってる、私が悪いって。



それでも謝れないのはこの性格のせい。



なんて、言い訳にすぎないんだけど。









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北斗｢…A謝れ｣



『………わかってる』



北斗｢樹も強引だったかもしんねぇけど、Aのこと心配してんだよ｣



『知ってる、、!!…………今更無理だよ、もう何日も口聞いてない』



北斗｢…迷惑なんだよ、喧嘩とか｣



『……っ、』



北斗｢空気重いし楽屋に居ずらいし気使うし、京本と2人でいた方が楽だわ｣



『…ごめん』



北斗｢それ俺に言うことじゃないだろ？笑｣









北斗は私の頭に手を置いて優しく撫でた。









北斗｢行ってこい、なんかあったら俺がすぐ駆けつけてやるからさ｣



『ほく、、』



北斗｢泣くなってー笑｣



『だいすき、ほく』



北斗｢今言うことじゃないから笑｣









北斗に背中を押され心に決めた。



もう樹と喧嘩したままはやだから。



ちゃんと謝ろう。









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