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『それじゃあそろそろお暇するかな』

「おいとまってなんだ?」

『帰るってことだよ。もう5時だしお母さんにも迷惑でしょ』

「ちょっと待てよ。今日集会あんだけどお前来るだろ?」

『え何それ行きたーい!』

「おう。じゃあもう泊まってけよ。どうせ集会夜中だしよ」

『いいの?』

「カーチャン飯食ってみろよ。うめーから」

そんなこんなで泊まることになった場地家。

お母さんのご飯はまじでうまくて、圭介の今日したばかりの0点の小テストはゴミ箱に速攻捨ててあったり。

理想の家族だった。

「じゃあ行ってくっから」

『行ってきます!』

「夜はまだ寒いよ?私の上着あげるわ。それもう着ないし」

『まじですか?!ありがとうございます!』

「俺の上着は?」

「自分で用意しなそんくらい」

「はあ?!・・・ったく、もーいいよ」

『行ってきますね!』

「早く帰ってきな。そしてうるさくしないように」

『はーい!』

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作者名:あんころもち | 作成日時:2021年9月13日 22時

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