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『っ・・・!悪ぃ。助けてくれてありがとう』
「おう。三ツ谷飯作ってー」
「ふあぁ・・・はいはい」
そいつらは目覚めても私にあまり興味を示さないでいた。普通ならもっと気にすると思うがチビなんか欠伸をしながら私の足の上に頭を乗せまた寝た。
こいつらと違い私はここがどこか気になったため隣に座ったマンバンに聞く。
『なあ、ここってお前らん家か?』
「おー。パーん家だよ。そいつ。」
パーと呼ばれるそいつは黒髪モヒカンのデブだった。
『ありがとう、パーくん』
「おう。ところでお前なんで倒れてたんだ?」
『あー、実はー・・・』
今までの事をありのままに話すと飯を作っていたはずの三ツ谷という奴もいつの間にか隣に座っていた。
『げっ、み、三ツ谷くん飯作ってたんじゃ・・・』
「いや、倒れてた理由は聞いとこと思ったらそんな理由だったなんてな・・・」
『まあとにかくお前らは私の命の恩人だよ。ありがとう。全員名前聞いていいか?』
「ああ。俺は三ツ谷隆。この寝てるのが佐野万次郎、マイキーな」
「俺は龍宮寺堅。ドラケンって呼べよ」
「俺ぁ場地圭介。パーは林田春樹な」
「んで俺が羽宮一虎。アンタは?」
『私はA。よろしくね』
「名字まで名乗れ。礼儀だろーが」
『まあそっか。(名字)A。1番好きなものはパパ。1番嫌いなものはママの旦那。中学校はすぐ近くのあそこ。身長は大体180。体重は大体70。ケンカはできる。年少は入った事ない。将来の夢は児相職員。好きなタイプは女の子だと私より小さくてボブからフェミニンショート、男の子だと私より大きくて刈り上げツーブロ。今の彼女はエマだけ。彼氏は今はいない。これくらい言えばいいかな』
「いやそこまで言えって言ってねーよ・・・」
「つかお前女なのに彼女いんのかよ」
『まあね。エマめっちゃ可愛いんだよ。見る?』
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作者名:あんころもち | 作成日時:2021年9月13日 22時