検索窓
今日:5 hit、昨日:22 hit、合計:43,434 hit

9. ページ10

.

はじめ side


仕事と家事の両立。

俺は1人暮らししてたことがあるからとても厳しいのを知っている。

そして、Aの敬語が抜けてきて俺も名前を呼び捨てにできるようになって、浮かれていた頃事件が起きた。


た「大変!Aさんが倒れた!」


ちょうどAが休みの日で、洗濯をしてくれていた時のこと。

俺は編集部屋で編集していて気づけなかったが、偶然トイレに向かったたなっちが見つけてくれた。

脱衣所で、壁にもたれかかる形で倒れているAを。


は「A!」


体に触れると、とても熱かった。


「ん、はじめさ……」


意識はあるようで、目をうっすら開けて反応した。


は「大丈夫か!?」

「……うん、私寝て……?」

は「無理してたんか!」

「……朝から少し、熱っぽかったけど」

は「ばか!」


すぐに抱き上げて、寝部屋のベットに寝かせる。

体温計で体温を測ると38.7℃あった。


は「たなっち、冷えピタ冷蔵庫に入ってたっしょ、それ持ってきて。あとスポドリと、お粥をコンビニで買ってきて。

た「了解です」


たなっちはすぐに冷えピタを持ってきてくれて、そのあとすぐにコンビニに出かけた。


は「今日は何もしなくてもいいから、ちゃんと休んで」

「……はぁい」


Aは渋々、了承した。

顔は少し赤く、体温も高い。
春入りはしたがムシムシするので、汗ばんでいるのがうかがえる。

俺はともたかが片付けてくれた棚をあさり、風邪薬を手に入れた。


は「さすがともたか。お片づけ上手!」


たなっちがコンビニで必要なものを買いに来た時、畑メンバーがAを心配して、2号室の大広間に駆け込んだ。


や「A!大丈夫か!」

と「Aさん!」

だ「A!!倒れたって聞いたけど大丈夫!?」


3人が同時にAの名前を呼んだので、本人は吹き出して笑っていた。


は「ゴラァ!病人を笑わせるなァ!」

や「別に笑わせたわけじゃ!」

と「そうですよ」

だ「そうだそうだ〜!」

た「すごい同時だったからね」


その夜、Aは魘されていた。

10.→←8.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
設定タグ:はじめしゃちょー , YouTube , YouTuber   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン
感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:999 | 作成日時:2019年6月4日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。