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翌日、午後５時。
ニューヨークを案内し、
みんなの飛行機を見送ったあと、
私は自主練をしようと、
学校へ向かった。
校内もボロボロだったのに、
本当に一晩で完璧に戻ってる。
……さすがだな。
「…はぁ、」
落ち込むのはキャラじゃないって、
そう思ってるのに。
……Hero Schoolの人たちも、
内心そう思ってるのかな。
……なんて、考えるな。
モヤモヤした頭の中をふきとばすように、
激しい自主練を終えた。
シャワーを浴びていると、
『あと10分で施錠します。
棟内にいる生徒は片付けを終え、
速やかに寮へ戻りなさい。』
そんなアナウンスを聞き、
急いで片付けを済ませて学校を出た。
…寮へ帰って、勉強しよう。
そう思ったときだった。
「A、」
名前を呼ばれ、
おそるおそる振り向くと、
「…マリン、ヒカリ、ハリー、プラト…」
4人が、真剣な面持ちで立っていた。
「……4人も自主練？」
「Aを待ってたんだよ。」
…私を、か。
……また何か言われるのか、と。
ギュッと拳を握った。
でも
「…A、」
ふわっとマリンの匂いに包まれていた。
「え、…」
「A、辛かったね。」
続いてヒカリも、私を包み込んだ。
「……私たちは、Aが好きよ。
才能があるのに誰よりも努力家で、
隔てなく接してくれて、
おまけに全然偉そうにしない。
私たちはそんなあなたのいいところを
理解してるし、認めてるわ。
だから、落ち込まないで。」
「…絢乃もな、本当は理解してるんだよ。
それが羨ましくて、方向を誤った。」
「……うん、だからAはそのままでいい。」
私は涙が溢れた。
『Aは愛されてるよ』
……みんな、ありがとう。
その通りだったみたい。
私には、友だちがついてるから。
またここから、
頑張るよ。
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夢桜(プロフ) - とても感動しました…！！夢主さんは友達に恵まれていますね！！ (2019年8月22日 9時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ | 作成日時：2019年8月17日 12時
