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「A、」
「あ、絢乃。」
全員が入校許可証をつけ終わったところに、
Hero Schoolの友人の絢乃が来ていた。
「こちらが雄英の？」
「うん、私の元クラスメイト。」
「やっべ、めっちゃ可愛いじゃん、」
上鳴がそう言ったのが聞こえた。
すると、
絢乃は上鳴にニコッと微笑んだ。
「…え、」
そして頬を赤くした。
「絢乃、あんまりからかわないの、」
「別にからかってなんかないわよ、
可愛いなーと思って少しいじわるしただけよ？」
「絢乃ったら…」
少し言い合うと、皆の前に立ち直った。
「皆さん、初めまして。
1年の、硬坂絢乃です。
以後、お見知りおきを。」
「ついでに言うと、
私の部屋のお隣さんで、
Hero Schoolで出来た初めての友達なの。」
「そうなんや！
こんにちは！！」
「…ごめんなさい、
貴方もしかして日本人かしら…？」
「ええ。
日本生まれのアメリカ育ちです。
両親がアメリカでサポート会社を設立して、
5歳からアメリカに。」
「すごいっすね!!」
…上鳴は絢乃にメロメロみたい。
「…とりあえず、校内を案内するね、」
「やったぁ!!」
「楽しみですわ!!」
「待ってました!!」
一気に湧き上がる皆。
「…じゃあ私は今夜の準備があるから、」
「うん。」
「絢乃…さん？
またパーティーで!!」
「ええ、」
そう言って優雅に身を翻して行った。
「…やっべ、めっちゃタイプだわ…
遠距離ってのもありじゃね？」
上鳴はそんなことまで言い出していた。
「…無理だと思うけど。」
・
絢乃は、私以外でたった一人の日本人だった。
寮の管理人さんが、
同じ日本人の方がいろいろ聞きやすいから、
と言って絢乃と私の部屋を隣にしてくれた。
おしとやかで、
男の子からも憧れられている。
・
「…じゃあ気を取り直して、
校内を案内するね。」
「「「「やったぁぁぁ!!!!!」」」」
・
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夢桜(プロフ) - とても感動しました…！！夢主さんは友達に恵まれていますね！！ (2019年8月22日 9時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ | 作成日時：2019年8月17日 12時
