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「ハァ、ハァ、」
「っ、くそ、」
あれから30分はたった。
30分で何とか倒せたのは、
3人合わせてわずか10体。
「はーっはっはっは！！
まだまだこれからですよ！？」
しかも、あいつのロボを作るスピードは異常で、
1体倒せば2体増える、というような
地獄の無限ループ。
3人じゃあ限界が……
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『急所を見つけるの。』
__________________________
不意に藍上さんが留学前に僕にくれた
アドバイスが頭を過った。
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『急所…』
『そう。
緑谷は、攻撃が来たらそれを受け止めてから
その延長で攻撃をする。
……まぁ、緑谷の超パワーだったら
それで勝てることがほとんどだったけど。
敵が強い場合、真っ向勝負だと、
どうしてもこっちが不利になる。
でも、急所を見つければ、
そこをピンポイントで狙えば、
ダメージは大きい。』
『でもその急所をどうやれば…』
『緑谷はさ、
自分の弱いところがあったらどうする？』
『僕だったら隠すか、十分に保護するか…
あ、そっか！！』
『そう、弱いところは隠したくなる。
そこを庇いながら戦うの。
観察して。
どんなに小さな動きも見逃さずに、
急所を見つけるの。』
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「…観察……」
「ああ！？」
……そうだ、焦っていて忘れていた。
観察は僕の得意分野じゃないか…！
「っ、」
「緑谷！」
「SMAAASH！！！」
ロボットに攻撃をしながら、
回り込んだりして観察した。
構造を、目に焼き付けた。
そして、
「…っ、ここだ！！」
「SMAAAAASH！！！！」
少しだけ分厚くなっていたところを
ピンポイントで攻撃した。
「……そういうことかよ、」
あんなにやりやっていたロボットが、
一発で戦闘不能になった。
「っ、ありがとう緑谷！！」
……ううん、お礼をいうのは藍上さんへだよ。
藍上さんのお陰だ、
「緑谷！！！爆豪！！！轟！！！」
「応戦にきた！！！！」
「うわ、大量…」
「みんな…！！」
クラスメイトと特進科の人たちも
応戦にきてくれた。
「急所はわかった！！！」
「おっしゃァいくぞ！！！」
「「「「応！！！！」」」」
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夢桜(プロフ) - とても感動しました…！！夢主さんは友達に恵まれていますね！！ (2019年8月22日 9時) (
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作者名：ミナ | 作成日時：2019年8月17日 12時
