新たな1歩【神の力を持つ少女特別編】 (ページ22)

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22. ページ22

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「…今だ、いけ！！」

プロヒーロー達に庇われながら、

何とかホールの外へ向かう。

「ここから本棟までどれくらいだ、」

「…走っても最低15分はかかる。」

「…おめェの鏡で行けねェんかよ。」

「それが……

さっき確認したんだけど…」

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『嘘でしょ…？』

『ここも…

ここも…

こっちも…！？』

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「「「全て割られてた！？」」」

「うん、」

こうしている時も走っているのだ。

なかなかみんな体力がついたらしい。

「………私対策、だと思う。

完全に、敵側に私の情報が流れてる、

そして………………」

「…なんだよ、」

マリンたちは薄々気づいているのかもしれない。

「…

〝向こう(敵)に、

協力者がいる〟」

「「「え…/は…？」」」

「協力者って………

…Hero Schoolの人間…………ってことか、？」

敢えて誰も言わなかったことを言えるのは

さすが天然……というべきか。

「でもまだ決まったわけじゃ…」

「……パーティーの進行表は、

関係者にしか渡されてない。」

「何も知らなくて

あのタイミングで電気を落とすことはできない」

「…そして決め手には、あのスクリーン。」

「スクリーンは管理室で、

校章がないと操作はできない。」

「そんな……」

…同じ学校で、学んでいる人だったのに。

……しかも、もしそれが、

私の知っている人だったら。

私は悔しくて、拳を握った。

「………管理室は屋上。

…操られたプロヒーローたちと

戦わないといけないかもしれない。」

「…僕達も、アシストする。

…絶対に、このピンチを乗り越えてみせる。」

緑谷の力強い声に、

その場の全員が、大きく頷いた。

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