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「…それにしても、」
アドバイスをひと段落させると、
緑谷が恐る恐る口を開いた。
「…どうしてみんな、
僕たちにこんなに優しくしてくれるの？」
「…え？」
「だってさっきあんなに…」
「……ああ、あれね。
同じヒーロー志望で、
みんなの実力を認めたからじゃない？」
「…え、？」
「ここにいるみんなは、
プライドは高いけど無駄な意地は張らないの。
学校が違っても、
同じヒーロー志望であることは変わらない。
ヒーロー社会である現在、
ヒーロー同士で助け合うことは大切でしょう？」
お互いにいいヒーローになるために。
ここの人たちも、
そんな心がけは同じだ。
「……藍上さん、
Hero Schoolが好きなんだね。」
緑谷は、微笑んでそういった。
「……雄英の次に、かな。」
雄英は、やっぱり恋しい。
「…寂しいのか、藍上。」
「いや？
ビデオ電話してるし……
だけど、」
私は微笑んだ。
「やっぱり、
この感じがちょっとだけ、懐かしい。」
「A……」
「まあエリちゃんに会えないのは辛いけど。
今度ビデオ電話にエリちゃんも映してよ。」
「…変わってないね、」
「当たり前でしょ？」
そう言うと、
みんな笑った。
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・
「そうそう、
Aが留学したって話瞬く間に広がってさ？
1-Aの教室に人が押し寄せたんだから。」
「ホントに？
なんかの間違いじゃない？」
「本当だよ！！
改めてAちゃん人気を打ち付けられたわ…」
「そんなに大変だったんだね…」
「あとね、普通科の心操人使って人いたでしょ？
その人、
ヒーロー科に編入する可能性が大きいんよ！！」
「…やっぱり？、」
「やっぱり！？
Aちゃん予想してたん！？」
「急にごつくなってたし、
体育祭も凄かったしね、」
「さすがねAちゃん、」
久しぶりに集まった女子グループで
おしゃべりに華を咲かせて、
「うぉぉぉぉ！！！」
「爆豪タイム3秒！！？」
「ハッ、楽勝だわ、」
「すっげぇぇぇぇ！！！」
「轟2秒！！？」
「クッソがァァァ！！！
1秒で終わらし殺したる！！」
男子たちは崖登りで競っていた。
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夢桜(プロフ) - とても感動しました…！！夢主さんは友達に恵まれていますね！！ (2019年8月22日 9時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ | 作成日時：2019年8月17日 12時
