君は君らしく【銀魂】【沖田総悟】

三十五訓 ページ38

.


銀時「いだだだだだ！！！
頭取れる！！頭取れるから平賀さん！！！」



平賀「たわけ、平賀は俺だ

人んちの前でギャーギャー騒ぎやがってクソガキども

少しは近所の迷惑も考えんかァァ！！」



鉄の塊の後ろから手に工具を持った爺さんが現れた



お登勢「そりゃテメーだクソジジイ！！

テメーの奏でる騒音のおかげで近所の奴は

みんなガシャコンノイローゼなんだよ！！」



平賀「ガシャコンなんて騒音奏でた覚えはねェ！｢ガシャッ、ウィーン、ガッシャン｣だ！！」



お登勢「源外アンタもいい年してんだから静かに生きなさいよ。「カラクリ」に老後の面倒でも見てもらうつもりかい」



平賀「うっせーよババア！

何度来よーが俺ァ工場はたたまねェ！！帰れ！！

オイ三郎！！かまうこたァねェ力ずくで追い出せ！」



三郎「御意」



何故か三郎と呼ばれたさっきの鉄の塊は掴んでいた銀時を源外の方へと投げた



まぁ、こちらとしては銀兄を離してもらえたし結果オーライかな




＿＿＿
＿＿
＿





中に入るとそこには沢山のカラクリが置いてあった
縄で拘束されている源外は大声で騒いでいるがそれを無視し
カラクリを全部銀時たちが時間を掛けて河川敷へと運んだ



銀時｢これでヨシっと

ここなら幾ら騒いでも大丈夫だろ

好きなだけやりな」



平賀｢好きなだけっておめェ……

みんなバラバラなんですけど……

なんてことしてくれんだテメーら｣



三郎だけ無事と神楽は言うが腕がどこかに消えていた
そして源外は「これじゃ祭りに間に合わねーよ！！｣と膝を落とす



銀&新&貴「「「祭り？」」」



平賀「三日後、鎖国解禁二十周年の祭典が行われんだよ

珍しく将軍様も出てくるらしくてよォ

そこで俺のカラクリ芸を披露するよう幕府から命がくだってんだよ

どーすんだよ！間に合わなかったら切腹モンだぞ！｣



A「………」



………マジか、知らなかった
でも、そっか、父上様がお祭りに参加するならお祭りの日は絶対に真選組の方々は忙しいだろうなぁ

三十六訓→←三十四訓〜祭り編〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す