十三訓 ページ16
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A「もう!良いです!沖田様が起きないなら土方様の所に行きます!」
そう言って沖田の側を離れようとしたらパシッと腕を捕まれる
Aはクスッと笑ってその腕を掴んだ張本人に向かって言う
A「やっと狸寝入りを止めてくれましたね?」
沖田「うるせェ、人が気持ち良く寝てるところを起こす方が悪いんでさァ」
アイマスクを外し、沖田は立ち上がりながら不服そうに言った
A「少し出掛けたいんです」
沖田「嫌でさァ、俺ァこれでも忙しい身でしてね。どっかの馬鹿姫のわがままに付き合う気はねェ」
A「山崎様から沖田様はこの後見回りだと聞いております。それにご同行させてください」
その言葉に沖田はチッと舌打ちをする
沖田「ザギの野郎、余計なこと言いやがって」
A「あら、余計なことでは御座いませんよ」
沖田「………さっさと傘、持ってこい。てか出掛けるって言ってんのに何で持ってきてねェんだよ」
A「えっ?あっ、ほんとだ、持ってない……」
沖田を探すことに夢中になっていたから自分が傘を持っていない事に漸く気付いた
沖田「たくっ、そういう所は昔から変わってねェな」
A「ご、ごめんなさい。すぐ持ってきます!」
バタバタと走って行くAの後を沖田もゆっくり歩きながら後を追う
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〜万事屋銀ちゃん〜
目的地を伝え、見回りついでに万事屋銀ちゃんまで案内してもらった
ドアを叩き、「ごめんください」と言うが誰も出てこない
A「誰も居ないのでしょうか?」
沖田「じゃ、出直しましょうや。俺ァ早く帰って昼寝の続きをしたいんでィ」
A「少しは本音を隠してください」
めんどくさいと全身で表す沖田にAは呆れる
今からでも護衛役を変えてもらうように土方様に頼もうかな……
A「仕方ありません
貴方がどうしてもというならここは出直しましょう
せっかく案内してもらったお礼に
昔のように接してあげようと思ったのですが……」
沖田「………ハッ、俺がそんなんで釣れると本気で思ってんのか?」
A「あら、この喋り方が気に食わないと前に言ったのはどこの誰でしたっけ?」
沖田「…………チッ」
沖田は大きな舌打ちをするとバズーカを扉に向け、容赦なく撃った
ドカァァァァンと玄関の扉が壊される音と共に爆風が吹く
その光景に「(コイツ、マジか……)」と思いながら彼を見る
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みゆき(プロフ) - 来良さん» 返信が遅くなりごめんなさい!😣💦💦ありがとうございます!!私も早く三人と再会させたいです!!!笑笑 (2022年1月5日 23時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
来良 - この作品めっちゃ好きです…!早く高杉さんやヅラや辰馬さんに再会するとこをみたい…!お身体に気をつけて、これからも頑張ってください!応援してます! (2022年1月3日 21時) (レス) @page15 id: 1123250b94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2021年5月21日 17時