九訓 ページ12
.
銀時「それに覚えてねェだろうが俺はお前の名付け親であり兄貴みてェなもんだからよ」
A「!」
銀時「だからお前は娘でもあり、妹でもある存在なんだよ」
A「…………」
Aは微笑を止め、急に真顔になる
そして地面を見ながらボソボソと呟きながら言う
A「………ほんと、どうして今更なんでしょう
どうして、今頃貴方のような人や真選組の方たちと再会してしまうのでしょう
どうしてッ………何でッ!!」
銀時「ッ!?」
瞳に涙を溜めながらAは銀時に向かって声を荒げる
その姿に銀時は驚愕する
A「今までずっと頑張ってた!!
二人に迷惑を掛けなくなかったから必死に耐えてた!!
少しでも認めてもらえるように、私自身を見てもらえるように!!
言葉遣いも姿勢も笑顔だって!!!
でもッ、もう疲れた……楽になりたい……
辛くても、苦しくても、誰も頼れない
誰も私を助けてくれない、救ってくれない」
今までの振る舞いが全て偽りで本心ではずっと助けを求めていた
やっと自分の本当の気持ちを吐き出してくれたAに銀時は……
__銀時「なら俺に助けを求めろ!!!」
A「ッ!?」
銀時「お前が一言、俺に"助けて"って言えば
俺はお前を助ける。どんな場所からも救ってやる
今、目の前に頼れる奴がいるんだ
だから死んで楽になろうとするな
救われてェなら自分から手を伸ばせ!!
その手はちゃんと掴んでやる!!!」
A「ッ………」
Aは口を開く、今まで誰にも言えなかった
言ってはならないと思っていたその言葉を
A「___助けて」
震えた口から出た言葉は小さかったが確かに銀時の耳に届いた
177人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゆき(プロフ) - 来良さん» 返信が遅くなりごめんなさい!😣💦💦ありがとうございます!!私も早く三人と再会させたいです!!!笑笑 (2022年1月5日 23時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
来良 - この作品めっちゃ好きです…!早く高杉さんやヅラや辰馬さんに再会するとこをみたい…!お身体に気をつけて、これからも頑張ってください!応援してます! (2022年1月3日 21時) (レス) @page15 id: 1123250b94 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みゆき | 作成日時:2021年5月21日 17時