長〜いプロローグ ページ2
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攘夷戦争から10年、松陽の弟子たちは散り散りになった
吉田由紀は東雲家に帰り、娘と静かに暮らしていた
娘の名はA
吉田由紀と高杉晋助の一人娘だ
幸せな日々だった
ずっと続けばいいと思っていたのに
その幸せは意図も簡単に崩れ去った
東雲家は何者かに襲撃されA以外生き残りは居なかった
ただ一人、吉田由紀だけは遺体が見つからず彼女は世間では消息不明扱いとなる
Aも逃げる際に誤ってなのか崖から落ちてしまい、運良く命は助かったものの記憶喪失になってしまった
母のことも襲撃のことも思い出せず
ただひたすら歩き続けるAを沖田姉弟が見つけ、彼女を保護した
その後Aは少しの間だけ彼女たちと共に過ごす
そして元々交流があった徳川茂茂は東雲家の襲撃を知り行方不明になったAを必死に探していた
やっとの思いで武州にいるという情報を得て茂茂は自ら武州に行きAを迎えに行く
初めは自分を覚えていないAに驚いたが説明を受けAが記憶喪失だと知る
茂茂はそれを承知の上でAに自分の養子にならないかと提案をした
初めは戸惑っていたがAは養子になることを決意し武州を離れる
だが攘夷志士だった由紀が幕府側から良い印象を持たれている筈もなくAも良い印象は持たれなかった
それどころかAに危害を加える者もいた
軽い時は服を破られたり隠されたり、食事を与えられなかったりなどだが酷い時は食事に毒を盛られていたりもした
そんな日々を誰にも悟られないようにしていたためにAは毒に耐性がつくようになっていた
だがある日そよとお茶をしていた時Aのお茶に毒が盛られており
その毒はいくら毒の耐性を持っていたAでも倒れてしまう程だった
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みゆき(プロフ) - 来良さん» 返信が遅くなりごめんなさい!😣💦💦ありがとうございます!!私も早く三人と再会させたいです!!!笑笑 (2022年1月5日 23時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
来良 - この作品めっちゃ好きです…!早く高杉さんやヅラや辰馬さんに再会するとこをみたい…!お身体に気をつけて、これからも頑張ってください!応援してます! (2022年1月3日 21時) (レス) @page15 id: 1123250b94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2021年5月21日 17時