第七十六話_相棒だから ページ39
.
ジイド「ただの子供では無かったか」
A「………」
芥川「貴様、何故僕を助ける!!?」
A「………」
芥川「貴様は以前、太宰さんの問いかけに「わからない」と答えたな
「わからない」と答える癖に何故僕を助ける必要がある!?
貴様にとっても僕は邪魔な存在であろう!!」
A「邪魔な存在だなんて想ったことない
貴方を助ける理由はただ一つ
___"相棒"だから」
芥川「!!?」
A「今はそれ以上の理由なんて必要ない」
芥川「……」
自分は彼女が意思を持っていない事を善い事に沢山彼女を傷付けてきた
其れなのに彼女は芥川の事を"相棒"と認めていた
A「………(彼の動きよう織田作に凄く似ていた
芥川の読みは当たってる
彼は織田作と同じ未来観測の異能力者)」
なら先手必勝で私の異能力で拘束すればいい
元々私の異能力は"知っていなければ"防ぎようがない
太宰の無効化以外ではまず私の異能力が負けることなどあり得ない
けど相性でいえば無効化の次に
___未来観測の異能力とは相性が悪い
だから………
A「『動っ………」
パンッ!と銃声が響く
Aの首にツーーと血が垂れた
A「………(こう、なるよね)」
ジイド「貴君の異能力は少々厄介なようだ」
A「………」
ジイド「だが貴君なら我々の望みを叶え………ッ!!」
パンッ!と銃声がなりジイドの持っていた拳銃が弾かれた
A&芥川「!」
出入口を見ると其処に立っていたの織田だった
A「織田作……」
芥川「!?」
彼を見て安心した顔をするAに芥川は驚いた
自分の前ではそんな顔見せなかった
無表情以外の表情を知らないのではないかとも思ったことがあった
自分には見せず、今現れた目の前の男には簡単に見せる
____ズキンッ
芥川「ッ………」
そう思うと何故か解らないが胸が痛んだ気がした
織田「A、大丈夫か?」
A「私は………彼が……」
織田「!足を撃たれたのか?」
A「………」コクン
織田は芥川を抱えAに「撤退するぞ」と云って走り出した
Aも其れに続いて走り出すが抱えられている芥川は「離せッ!!!」と暴れ出す
織田「俺は織田作之助。太宰に話を聞いて助けに来た」
織田はそんな芥川をものともせず自己紹介をする
だが芥川は羅生門を地面に潜らせ下から織田を突き刺そうとした
が彼の異能力__天衣無縫でその未来を知り刺される前に拳銃で撃ち抜いた
518人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みゆき(プロフ) - ショタ作さん» ありがとうございます!黒の時代の中で絶対に書きたかったお話の一つなので皆様の印象に強く残ってくれて嬉しいです😆😆 (1月8日 8時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
ショタ作 - このお話めっちゃ大好きです!特にのどかさんと同じで私達が君の名前を呼ぶよって所が印象的でした。これからも頑張ってください。 (1月8日 1時) (レス) id: 916af5240f (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 明日羽さん» 本当にすみません。またやらかしていましたか😭😭😭すぐに直させていただきます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
明日羽 - 「第八十四話_彼が友達だから」に主人公の名前がくるであろう場所につぼみという名前(?)があるんですが誤字じゃないですか?間違っていたらすみません<(_ _)> (2022年9月18日 21時) (レス) @page47 id: 60a89d6d9f (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - のどかさん» そう!そうなんです!実はこの黒の時代を読み終わった後にアニメのエンディングを聞いてもらうと4年後の里見ちゃんの心境が語られているようにしたかったんです!!二重の意味で泣かせにいく構想になっているんです!! (2022年8月7日 16時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みゆき | 作成日時:2021年1月30日 23時