_2 ページ10
*松田side
「ねぇもしかして緊張してる?」
「男慣れしてないんだぁ、か〜わいっ!」
萩も世間じゃチャラい部類にいるけど、コイツらと大きく異なる部分は明確だ。
まず見栄の張った嘘はつかねーし、人の嫌がる事は絶対しねぇ。
コイツらみてぇな品のないナンパは見てるだけでかなり気分を害す。
相手が相手だと……尚更だ、。
Aはおっとりしているが思った事は割とハッキリ言えるタイプの女。…そう思っていたけれど、、
『あ…ぁの、……ハァハァ…』
硬直したまま身動きが取れなくなっている。
顔がいいからナンパとか口説かれるのには慣れてると思っていたが…
顔はさっきよりも明らかに白いし、震えてるのを見ると、訳が違うみてぇだ。
萩「あのままじゃAちゃん、マジでやばいんじゃね?」
萩の言う通り、完全にAが負けている。
男数人で女を囲んでんだから、場所や環境が違くとも不利なのは明らかで
「ねぇAちゃんグラビアとかしないの?」
「胸あるし絶対男ウケ良いと思うんだけど」
「つかそんなに顔いいのにここ居るってことは何か訳あり?」
「子持ちのシングルマザーだったりして」
「有り得る〜!!」
「いやバツイチなら逆に萌えるよなっ!!」
「確かに!!」
どんどんエスカレートしていく会話に周りは見事に見て見ぬふり。
…たく、警察官になりたくてここにいるヤツらがそいつら如きにビビりやがって…
我慢の限界に達して席を立とうとすると萩に腕を掴まれた。
萩「ちょっと陣平ちゃんッ、!!手出したら今度こそ退学になるって」
松「じゃぁ黙って見てろってか?」
そこまで性格ひん曲がってねぇぞ俺は。
751人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「安室透」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
初子(プロフ) - お久しぶりです!面白いので続きがとても気になっています! (2022年6月6日 22時) (レス) id: edceae0036 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:muhe | 作成日時:2022年5月22日 19時