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*Aside
いつものように時間を気にしながら、晩御飯の準備を進める。
「あーマジで疲れた」
「俺もう今日は無理…」
次々と食堂に現れた生徒達は今日の授業がかなりハードだったのか、見るからにクタクタ。
『あれ…いつもの5人がいない』
見渡すと居るだけで騒がしいテーブルが、今夜はポツリと穴をあけている。
一人ならまだしも、全員揃ってとなると少し所かかなり気になるのだ。
「Aちゃんご馳走様!!今日も美味しかったよ!」
『それは良かったです!お疲れ様です!』
食べ終わって次々と食堂を去る周りをよそに、彼らの姿は一行に現れず。
『食堂の時間終わっちゃうよ…』
こんな事今までに一度もなかったからどうしたらいいのか…てか、どこで何をしてるのだろう。
『あのー』
「ん?」
まだ食堂に残っていた人にダメ元で聞いてみる。
『伊達班長のところの5人組って…』
「ああ!アイツら?」
さすが。かなり目立つ人達なだけあって別班の人でもこの知りよう。
「この前の事件絡みでいろいろヤラかしたのが同時にバレちゃって。教室とか警備道具の掃除諸々。始末書も書かされてるらしいよ」
『なるほど…』
そう言えば以前、買い出しに行ってる時にグランドで教官に怒鳴られてる彼らを見た事がある。
どれだけヤンチャしてるのよ、全く…。
皿を洗い終えて、食堂の明かりを消した。
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初子(プロフ) - お久しぶりです!面白いので続きがとても気になっています! (2022年6月6日 22時) (レス) id: edceae0036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:muhe | 作成日時:2022年5月22日 19時