rainyboy_40 ページ40
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バスが学校に着く間際に、先輩がボソッと聞いてきた。
岸「あのさ、因みになんだけど」
『はい？』
簡単に口を開かないから言いずらいのだろうか、？
素直に待っていると
岸「廉と喧嘩した、とかじゃないよね、？」
そんな問いが飛んできた。
なんでそう思うのか、。
『え、そう思います？』
岸「いや、アイツ今朝から機嫌悪いからさ」
チラッと窓側から廉の顔を伺えば
彼は一睡もせず、ずっと起きていて･･
すごい険しい顔のまま、ずっと窓の外を見ていた。
確かに変だけど、今回の事とは直接関わりがない。
廉の事だからきっと小さな事をネチネチ根に持っているのだろう。
そう思いながらも岸先輩に否定した。
『廉ではないですよ？』
岸「そっか！お前ら一緒にいる時間長いから大喧嘩したら大変そうだなって思ってさ！」
なんでそこまで周りが見えるのだろうか、。
岸先輩の配慮がとても見習うべきもので、。
正直、自分の事で気が落ち込んでいた私は、廉の事なんて気付いていなかった。
なんなら今日は、廉とまともな会話もしていない。
「ありがとうございました！！」
一人一人がバスの運転手さんにお礼を告げ、外に降りた。
岸先輩の部長の話と、顧問の話。
どちらも聞き終え、合宿は解散。
『お疲れ様でした！！』
岸「おうっ！！！」
自転車通学の岸先輩を自転車置き場まで行って見送る。
岸先輩は目尻をフニャっとさせて手を振り返してくれた。
それの余韻が酷くて、彼の背中をずっと目で追っていると
廉「ストーカーッ！！早よ帰るで」
後ろでボヤく廉にまた言い返そうとついついムキになってしまう。
『いやストーカーじゃないからッ･･て、廉？』
振り返り、いつものように長身の彼に目を合わせた。
だけど、
『ねぇ顔色悪くない？また酔ったの？』
廉の顔は蒼白でいかにも具合が悪そうだった。
『熱は？』
体を壊しやすい廉のおでこに手を当てたのだが、
軽く払いのけられてしまった。
廉「ええから早よ帰ろって」
疲れきった顔に不安が止まらない。
とりあえず、普通に接してみよう、と。
私は岸先輩に蕎麦を奢ってもらう事になった、と彼に自慢した。
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ｻｸﾗ - 好きです！まじで！おもしろすぎです！！ (2020年3月28日 22時) (
レス) id: 2c4e782039 (このIDを非表示/違反報告)
あおこ(プロフ) - 終わっちゃった、、好きです！このお話！続編希望です！岸くんと付き合った後のお話で、、岸くんと付き合ったはずなのに廉との関係も今まで通りでそれに岸くんが妬いちゃう的なやつ！！ (2018年9月15日 3時) (レス) id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
平野かな(プロフ) - この作品とても感動しました、！岸くんピュアすぎるし、、本当に大好きな作品です！！もしよければ、続編出してほしいです。試合のことや岸くんと付き合い出してからのことなどもっと知りたいです！ (2018年9月13日 3時) (レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!むへさんのTwitterもインスタも占ツクも全部読んでます!!今回の作品は岸くんがピュアすぎて(泣)私、廉担なんですけどリア恋なら岸くんがいい！なんて思ってしまいました笑でも、廉くんも好きなので新作も読ませていただきます!!頑張ってください！！ (2018年9月5日 20時) (レス) id: 4d99011ff8 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ感動しましたぁぁぁぁあ（泣）新作も読みますっ！！お気に入り作者ポチッと押しました！これからも頑張ってください！ (2018年9月5日 1時) (レス) id: d9e61be587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年8月14日 23時
