rainyboy_37 ページ37
･
私のドキドキはきっと岸先輩とは異なるのだろう。
この変な心拍数に意識が持っていかれる。
廉「ちょ、先輩もうちょい静かにしてくんないっすか？って･･わぁぁああああッッ！？！？」
今度は廉が騒ぎ始めて
『ちょっともう、なになになに何ッ、？』
岸「いや居たってッ！！俺今見えちゃったってッっ！、！！」
後ろに隠れる廉と無駄に声の大きい岸先輩。
カオスすぎて話にならない。
それは先回りしていた部員達の仕業だったのだが、、
幽霊とか仕掛けとかというよりも2人の声にビビる。
2人して男前な顔なのに
「「ぎゃぁぁああああぁぁぁッッッ！！！！？」」
とことん理想を裏切ってくれる。
バランス取れてるなぁ、なんて一人で思っていたら
岸「ねぇAちゃんッ」
『はい？』
岸先輩に急に名前を呼ばれた。
色んな方向に顔を向けてめちゃくちゃ警戒しまくりなのだが･･
岸「ちょ、マジでごめんッ」
『へ？･･っ！、』
こちらを一切見ていなかったのに
一発で触れてしまった岸先輩の大きな手。
それにすぐ力が入った。
岸「マジ無理マジ無理マジ無理ッッ！！！っ、」
隣で叫び続ける彼に私は心の中で思った。
私の方がマジ無理状態なんだけど、。
不意すぎるしそんなサラッと手を繋がられるなんてこっちは思っていない。
キュッと締め付けられた胸に鼓動が増す。
暗くても自分の顔が赤いのがバレそうでとてもこわい。
下を向いたままゴール地点へと急いだ。
ゴールして皆のいる所に戻ってきた私たちだけど
岸「あぁッまじ心臓出るかと思ったぁぁ！！」
私の手はまだ先輩に握られたまま。
『あ、あのっ、岸先輩、？』
気まずさMAXで彼に問う。
岸「ん？･･あああっごめんごめんッ！！ありがとね」
パッと手を離されたと思ったら、そんなふにゃっと優しい笑顔を見せないで頂きたい。
彼はつくづく、私を落とすのが得意らしい。
顔に集まった熱を冷ましていると後ろから廉が来て、耳元でボソッと言われた。
廉「俺邪魔やったな」
妙に近いというか･･髪の毛が当たってくすぐったいくらい。
ずっとそこに顔を置いてるから、廉の醸し出す何かが私に伝わってきた。
『･･れん？』
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ｻｸﾗ - 好きです！まじで！おもしろすぎです！！ (2020年3月28日 22時) (
レス) id: 2c4e782039 (このIDを非表示/違反報告)
あおこ(プロフ) - 終わっちゃった、、好きです！このお話！続編希望です！岸くんと付き合った後のお話で、、岸くんと付き合ったはずなのに廉との関係も今まで通りでそれに岸くんが妬いちゃう的なやつ！！ (2018年9月15日 3時) (レス) id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
平野かな(プロフ) - この作品とても感動しました、！岸くんピュアすぎるし、、本当に大好きな作品です！！もしよければ、続編出してほしいです。試合のことや岸くんと付き合い出してからのことなどもっと知りたいです！ (2018年9月13日 3時) (レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!むへさんのTwitterもインスタも占ツクも全部読んでます!!今回の作品は岸くんがピュアすぎて(泣)私、廉担なんですけどリア恋なら岸くんがいい！なんて思ってしまいました笑でも、廉くんも好きなので新作も読ませていただきます!!頑張ってください！！ (2018年9月5日 20時) (レス) id: 4d99011ff8 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ感動しましたぁぁぁぁあ（泣）新作も読みますっ！！お気に入り作者ポチッと押しました！これからも頑張ってください！ (2018年9月5日 1時) (レス) id: d9e61be587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年8月14日 23時
