rainyboy_28 ページ28
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そして日は休日。
バスから降りて合宿場の前までやってきた。
皆、バスからそれぞれの荷物を持ち出し･･
岸「みんな居るかー？」
岸先輩が人数確認をする。
うん、まぁ私が見ても部員が全員いるのは分かるんだけど、、
廉「ううぅッオエッ、･･あかん、、」
一人だけ端っこで何か唸っていた。
それは廉なんだけど、顔は真っ青でとても宜しくない。
恐らく、バス酔いでもしたのだろう。
『ねぇ廉、大丈夫？』
廉「気持ち悪いッ、･･」
背中をさすってあげるけど一向に体調は良くならない。
自然の空気を吸えば数分で和らぐはずなのだが
『ねぇ廉っ、昨日何時に寝た？』
昨夜は今日の事を考えて、ゲームを早めに切り上げたのだ。
私はそのあと、すぐ自分の部屋に戻ったのだが･･
廉「お前と同じタイミングで寝たわ」
『嘘ばっかり！！』
廉「はぁ？！」
はぁ？！じゃないよ。
それは廉の目の下を見れば分かること。
『何そのクマ･･真っ黒じゃん』
あれほど早く寝ろって言ったのに･･
それがバス酔いに繋がってしまったのだろう。
廉「お前はいちいちうっさいねんッ！！」
こっちは真面目に心配してあげてるのに、
廉は私の手を払い退けて自分の荷物を持つ。
少し覚束無い足取りで歩き進めるから後ろから見守っていた。
岸「Aちゃん母親みたいだねっ、」
ふっ、と隣を見れば岸先輩がいて、
とても難しそうな顔で廉を見ていた。
確かに好き勝手な幼馴染みは年頃の息子みたいで、、
『永遠反抗期なんですよっ』
笑いながら先輩にそう言った。
私は自分の荷物を肩にかけ直して岸先輩と部員の後を追う。
岸「素直じゃないだけだよ、あれ･･」
廉の何を知っているのか呆れたようにも聞こえてくるその言葉。
何かを問うわけでもなく、ただただ疑問を作っていると
彼の視線は私の鞄へと移動した。
岸「あっ、付けてくれたんだ！」
それは以前、先輩から貰った例のマスコット。
『はいっ、お陰さまでカバンが女子っぽくなりましたっ！！』
少し照れくさくて被せた言葉も
岸「Aちゃんは充分女子っぽいよ？」
そんな彼の言葉で逃げも隠れも出来ないくらい照れてしまう。
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ｻｸﾗ - 好きです！まじで！おもしろすぎです！！ (2020年3月28日 22時) (
レス) id: 2c4e782039 (このIDを非表示/違反報告)
あおこ(プロフ) - 終わっちゃった、、好きです！このお話！続編希望です！岸くんと付き合った後のお話で、、岸くんと付き合ったはずなのに廉との関係も今まで通りでそれに岸くんが妬いちゃう的なやつ！！ (2018年9月15日 3時) (レス) id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
平野かな(プロフ) - この作品とても感動しました、！岸くんピュアすぎるし、、本当に大好きな作品です！！もしよければ、続編出してほしいです。試合のことや岸くんと付き合い出してからのことなどもっと知りたいです！ (2018年9月13日 3時) (レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!むへさんのTwitterもインスタも占ツクも全部読んでます!!今回の作品は岸くんがピュアすぎて(泣)私、廉担なんですけどリア恋なら岸くんがいい！なんて思ってしまいました笑でも、廉くんも好きなので新作も読ませていただきます!!頑張ってください！！ (2018年9月5日 20時) (レス) id: 4d99011ff8 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ感動しましたぁぁぁぁあ（泣）新作も読みますっ！！お気に入り作者ポチッと押しました！これからも頑張ってください！ (2018年9月5日 1時) (レス) id: d9e61be587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年8月14日 23時
