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【その他】
《性格》
いつもうろうろと視線を泳がせている頼りなさそうな男。行動が挙動不審で人と話すときにも目を合わせようとしない。「へへ」と頬を引攣らせて笑うことが特徴で、それが愛想笑いなのか本心からの笑顔なのかよくわからない。年の割に腰が低く、何処か自虐的。それは過去が起因している様子。薄汚い身なりや怪しい行動のせいで人から良い印象は持たれにくく、また接してみても畠は人と接するのが得意ではないためその印象が改善することは少ない。臆病な部分もあり、誰かに突然後ろから背中を叩かれたりすると「ヒャウッ！」と素っ頓狂な声を上げて文字通り後ろに飛び転がる。土下座をするように床に蹲り頭を抱えて「やめてくれ、許してくれ」と震えだす。ただ、実際は畠は人の気配に敏感なのでそうなることは少ないが。
……と普段はこのような情けない男なのだが、実は感情の起伏が非常に激しいため何かのきっかけで突然激昂し怒鳴り散らすことがある。まるで人格が二つあるかのような、別人になってしまったかのような変わりようである。そうなってしまった畠は表情も変わり今までの様子が嘘のようになる。普段の生活で溜め込んでいるものがあるのか、それとも地雷があるのかはわからない。親しくない者には突然に感じるが、共に過ごした時間が長い者には「あ、キレるな」という予兆がわかるらしい。正気に戻るには畠が満足するまで暴れ尽くすか、誰かが無理矢理戻させるかの二択。ただ、この状態の畠は暴力的なので危険。正気に戻った後畠は「あぁあ、またやっちまった……」と顔を真っ青にして崩れ落ち、ひたすら周りに頭を下げ続ける機械のようになる。
過去の影響でアルマのことを異常に怖がっている。怯えている。アルマに話しかけられることも、近くに立つことも、視界に入ることも、同じ空間にいることだけでさえ耐えられない。その存在か畠に寄ってくると震えが止まらなくなるし、顔色がどんどん死人に近づいていく。すぐ逃げようとする上にいい年をして目に涙を浮かべてしまう。…それほどまでにアルマを恐れている畠だが、しかしこの組織に入ってしまった以上アルマとのコミュニケーションは避けられないわけで。何とか克服しようとはしているが、どうしても近くに来られることや話しかけられること、触れられることは我慢できない様子。視界に入ることや同じ空間にいることに関しては、少しずつ慣れてきているようだが…。
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