高校の話-10- ページ35
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ただ1点だけを見つめて時が経つのを待つ。
先に口を開いたのはAだった。
A「..廉ってさ、夜遅くなにしてんの」
廉「別に？ゲームしてる」
A「私なんて1時くらいまで勉強してんのに」
廉「....やろうな、」
A「何知ってんの？！」
廉「部屋の電気遅くまでついてるから」
A「さっすが〜！よく分かってんじゃーん！！」
この！と肘でつつかれた
薄暗いなかで街灯とすぐそばのロウソクの火だけが俺らが頼れる光だ。
A「おんなじ大学受かるといいね」
廉「おん、...あっ！」
ぽとっと落ちた線香花火
勝負もしてないのに先に落ちたら負けた気分
はぁ、と腰を落とす。
全部やり終わったあと、
バレたら怒られるなーとかほざいていたら
Aの家の前で仁王立ちしているAのお母さんの姿
廉「やっば...！」
A「廉ンンン！！！」
‘ こら！！2人とも！！！！ ’
夜中の夜道に怒鳴り声が響く
ふたりでAの家の玄関で正座して
こっぴどく怒られて足が痺れてお互い突っ付き合い。
ふふっと笑えばあはは！とも笑う。
青春してた、そんなのも昔の話で
A「れーん、ちょっとこれ誤字ないか確認してー」
廉「なんで俺がお前のバイト先のテキストの確認せなあかんのや」
A「いーじゃん暇人」
廉「はー？！」
ただ、あの花火大会から夏になると思い出す
あの大きな花火と2つの小さな線香花火
あぁ、また夏がくる。
そう言えばあの花火大会も、23日だったけ
確かに君の言うことは合っているかも
23日は特別だ。
A「もう目が疲れちゃって」
廉「俺かて今日1日に疲れとんねん！」
A「とか言って見てくれるんでしょ知ってるよ〜」
もう、疲れたなんて。チキンで臆病な俺に
おさらばしなきゃかな、
君と今以上の関係になりたい
泣く時だけとか関係なしに抱きしめたい
手も繋ぎたい、キスだってしたい。
あわよくば結婚も、なんておこがましいな
さて、もうこのつまらない恋の話をするのも疲れてきたから
んーっと背伸びでスイッチ入れて
もう一度、ダッシュしよう。
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のんのん - めちゃめちゃ面白かったです！廉くん好きなので嬉しかったです。いつでも続き書いてもいいです笑結婚式とか見てみたいなぁ (2019年7月21日 8時) (
レス) id: fc09f0e23e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めっちゃこのお話好きです！！sumikaのまいったっていう曲と合いすぎて勝手にすごい好きです！完結まで頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: f5c8033c34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ながばし
| 作成日時：2019年5月6日 19時
