勉強の話-4- ページ14
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廉「好きな人..せやなぁ、」
んー、と考え込む。
ここで遠回しにAのことを言えば少しは勘違いして意識してくれるだろうか、
それか誰でも言いそうな王道を言うのか
.....久しぶりに言ってもいいか。
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A「気になる！廉の彼女理想像！」
廉「..えっと、一緒にいて飽きんくて、料理できて、少し抜けてて、俺のことちゃんと理解してくれたらええかな」
A「えー？注文多くない？」
海「他には？」
廉「他って...どんな？」
海「こんな髪型とか洋服とかメイクとか」
廉「化粧濃いのは少し無理..服は本人に似合うんやったらなんでもええんとちゃうん？」
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結局、ぼんやりした答えしか出来ないし
海人もニヤニヤしながら色を出して白いキャンバスに色をつけていく
ピンク、赤、紺、黄色、それに金色
恋愛ってピンクのイメージだったがその絵を見て見方変わった
確かに恋はひとつじゃない
失恋もある、伝えられない恋も、叶った恋も、
ドロドロな恋もあるだろう。
そう考えると俺は一体どんな恋をしているのだろう
長年一途な恋？
幼馴染の恋？
意識すらしてもらえない恋？
諦めかけてる恋？
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A「油絵具の匂い嫌いじゃないよ」
海「ほんと？臭いっしょ」
A「ううん、好き」
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そんな恋、このままでいいのだろうか
こんなに無邪気で、無意識の人たらしに好きだと伝えもし断られたら
優しいコイツの事だからきっと、今まで通り接してくれる
そういう風に考えたのが甘いのか
ひとりでグルグル頭のなかを整理する
それでも糸がグチャグチャに絡まって解けない。
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A「あ！廉、阿部ちゃん先生のところ今日行ってくる！てかもう行こうかな」
廉「バイト始めたん？」
A「うん、やっぱり小学生可愛いし」
廉「行ってらっしゃい」
A「8時はすぎるからご飯作ってて！」
廉「ほーい」
駆け出すように出ていった
その後はとても静かで、Aの存在のでかさに気づく
が、海人はなんだ。ニヤニヤしまくってクククと手を口に当ててなにやら楽しそうだ。
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海「不器用永ちゃん何してんのさ〜！！」
海人の永ちゃん呼びはしんどい。
いいや、この瞬間の海人はいつもしんどい、
人の恋バナに花咲かせるのが好きなのだから。
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のんのん - めちゃめちゃ面白かったです！廉くん好きなので嬉しかったです。いつでも続き書いてもいいです笑結婚式とか見てみたいなぁ (2019年7月21日 8時) (
レス) id: fc09f0e23e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めっちゃこのお話好きです！！sumikaのまいったっていう曲と合いすぎて勝手にすごい好きです！完結まで頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: f5c8033c34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ながばし
| 作成日時：2019年5月6日 19時
