The Triwizard Tournament ページ10
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十月三十日の朝、朝食に下りていくと、大広間はすでに前の晩に飾りつけがすんでいた。
席に着くとすぐに、三大魔法学校対抗試合の話になる。
もっとも、エントリー資格をもつのは17歳からなので、それをどうやって出し抜くかの机上の空論である。
いくらウィーズリーの双子が悪戯において右に出る者がいないと言っても、ダンブルドアの細工に打ち勝つことができるとは到底思えなかった。
その日、夕方にボーバトンとダームストラングからお客が到着することに気を取られ、だれも授業に身が入らなかった。
スネイプでさえこの状況で実習は危険と判断したようで、不機嫌そうに座学を教えていた。
二校が到着すると、いよいよ城の中は浮足立って、彼らと夕食を共にする。
厨房の屋敷しもべ妖精が、今夜は無制限の大盤振る舞いにしたらしい。
はっきり外国料理とわかるものもいくつかあった。
「あれ、なんだい？」
ロンが指差したのは、サンドウィッチの隣にある、丸い木の容器だった。
「赤飯」
「何？」
「小豆ご飯だよ。おいしいよ」
初恋と幼馴染のおかげで日本料理になじみ深いユリは、目を細める。
あまりにも種類が豊富過ぎて、すべての卓に一皿ずつというわけにはいかないらしかった。
ふと、教職員のテーブルに好物が見えた気がして目を凝らす。
「あ」と思って、ユリは立ち上がった。
「スネイプ先生」
スネイプは眉根を寄せて、皿を手にテーブルを挟んで目の前でニコニコしている彼女を見上げた。
「これください」
栗きんとんである。
教員たちはこれが得体の知れないので、手を付けていなかったのだ。
別に差し障りもないので、彼はずい、とユリに大皿ごと差し出した。
ユリは喜んでそれを受け取って、しかし問う。
「先生、甘いの嫌いなんですか」
無視された。
代わりに戻る途中、ダンブルドアと目が合う。
彼はウインクをくれて、そしてユリの持つ皿に興味を持ったようだった。
「栗きんとんです。甘くておいしいですよ」
「もらうとするかの」
ダンブルドアはスプーンでそれを取り、白髭の中にねばついた金を入れ込む。
途端に瞳がキラキラして、満足げに頷いた。
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あまね(プロフ) - いっぱいちゅき！ (2023年2月12日 23時) (
レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - 不死鳥の騎士団編がみたいだけなのにTwitter運営さんはそれを許してくれないようですかなし (2023年2月12日 14時) (レス) id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - みや。さん» ま、また凍結されてますね、、、ついてないですね、、、🥺 (2023年2月12日 14時) (レス) @page46 id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みやさんの不死鳥の騎士団見たいですね(๑•̀ㅁ•́ฅ✨ (2023年2月11日 19時) (レス) @page46 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
みや。(プロフ) - ダイアナさん» 一週間が経ってしまったので、移行しました。よろしくお願いします🙌 (2023年2月10日 13時) (レス) @page46 id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年9月21日 19時
