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「夢？」
「ああ……だから、頼む」
奇しくも、グリンデルバルドも悪夢を見たようだった。
グリンデルバルドは格子の間から手を伸ばし、ユリの両手を包み込む。
その皺枯れた白い手は微かに震え、濁った瞳は懇願に揺れる。
クィディッチ・ワールドカップに行かないでくれと言うのだ。
危険だからと。
お前が、血にまみれて倒れる夢を見たと。
いいや、夢ではないのだ。
これは予知なのだ。
もう長いこと、見ていなかった。
人を陥れ、殺すために使っていた能力だから。
けれどそれは最近になって、悪夢として現れた。
見えたのはユリと、幾人かの人影と……立ち並ぶ墓。
そこがどこかはわからなかったが、ホグワーツや、彼女の自宅でないことは確かだった。
その矢先に、友だちにワールドカップに誘われているというのだ。
それで、元・闇の魔法使いグリンデルバルドは大焦りで孫娘を引き留めたのだった。
ユリはすぐに頷いた。
これほど必死なおじいちゃんは初めて見るから。
友だちに会えないのは残念だけれど、おじいちゃんが不安になることはあんまりしたくない。
でも、一つ気がかりがあった。
「怪我してるのは、私だけだった？」
「ああ……お前が倒れているので動転してあまりよく見ていないんだ。すぐに飛び起きてしまった」
二人は視線を合わせ、眉を下げて困った。
あまりに情報が不確定。
けれど、ユリはゲラート・グリンデルバルドがすごい魔法使いで、未来予知ができることを知っていた。
なので、とりあえず心に留めておく。
ユリは己の手を包んだままのおじいちゃんの手を見る。
まだ震えている。
それを見て、彼女は格子から身を引き。
後ろに置いておいた紙袋から贈り物を取り出した。
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あまね(プロフ) - いっぱいちゅき！ (2023年2月12日 23時) (
レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - 不死鳥の騎士団編がみたいだけなのにTwitter運営さんはそれを許してくれないようですかなし (2023年2月12日 14時) (レス) id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - みや。さん» ま、また凍結されてますね、、、ついてないですね、、、🥺 (2023年2月12日 14時) (レス) @page46 id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みやさんの不死鳥の騎士団見たいですね(๑•̀ㅁ•́ฅ✨ (2023年2月11日 19時) (レス) @page46 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
みや。(プロフ) - ダイアナさん» 一週間が経ってしまったので、移行しました。よろしくお願いします🙌 (2023年2月10日 13時) (レス) @page46 id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年9月21日 19時
