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ハリーたち三人が外に行くのと別れて、ユリは魔法史の試験中ずっと我慢していたトイレを済ませた。
そして彼らがいるはずの湖のあたりまで行ってみたが、そこに三人の姿はない。
大イカの足をくすぐって遊んでいたウィーズリーの双子に近づく。
「このあたりにハリーたちが来なかった？」
「それならあの木の下に……あれ、いないな」
「俺見たぜ。『禁じられた森』の方に走っていった。たぶんハグリッドのとこだ」
「なあ、アイツらとつるむことないぜ」
リー・ジョーダンが言った。
ユリが振り返ると、彼は肩を竦める。
「おかげで俺たちビリッケツだ」
しかし、ユリは無言で頭を下げるだけで、今度はハグリッドの小屋に向かった。
ハグリッドは家の外で、豆のさやを向いていた。
「ハグリッド、ここにハリーたちがいるって聞いたんだけど……」
「ああユリ。俺は大変なことをしちまった。ハリーたちがフラッフィーの秘密を知っちまったんだ。今頃きっとあの廊下に向かっちょる」
途方に暮れた声とともにハグリッドは頭を抱えた。
やっとそこで「賢者の石」のことを思い出したユリは、事の重大さを理解して、学校へ駆けた。
タイミング悪く、玄関ホールで黒い彼と鉢合わせる。
が、ユリは果敢にも話しかけた。
「スネイプ先生、ハリーたち見てませんか」
スネイプは立ち止まり、少し黙ってからゆっくり言う。
「先ほどこのあたりで、立ち話をしているのを見た」
そこで言葉を切り、ユリを睨めつけるように見てから、また口を開いた。
「今度は何を企んでいる？」
「それを確かめるために探してるんです」
ユリは少し考えてからスネイプに手を振って(当然無視された)、四階へ向かう。
しかし再び運悪く、今度は自分の寮監とばったり出会った。
三階と四階の間の階段だった。
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にはろ(プロフ) - 理緒さん» ご意見ありがとうございます！修正しました。今後ユリという名前に関する記述が少し出てくるかと思いますが、無視していただければ大丈夫です。 (2022年4月19日 21時) (
レス) id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - 名前ってユリになってるんですがリノを使いたいのですが変えれませんか？ (2022年4月19日 10時) (レス) id: 946438c0c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年1月24日 13時
