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どうもハリーとロンはスネイプのことも嫌いらしい。
嫌いというか、疑っている、というか。
三頭犬の「守ってるもの」についてはユリも聞き及んでいた。
たしかにスネイプが怪しいし、たしかに陰険で陰湿な先生だけど、でもユリの質問にいちいち時間を割いて答えてくれているのもたしかだった。
あの後、三回魔法薬学のレポート課題が出て、ユリは三回ともふせん質問をかまし、三回とも律儀な回答を得ていたところで、ハリーのクィディッチの初戦が来た。
彼は最初の飛行訓練で華々しい飛行を見せ、それでそのままクィディッチの代表選手になったのだ。
ユリもハーマイオニーとともにクィディッチについて勉強した。
文を読むだけでも目が回ったのに、実物を見ると、もうそれは卒倒しそうなくらいだった。
スタンドはサッカーではありえないくらい高くて傾斜があり、コートはベースボールに負けないくらい広い。
試合中、上に下にユリの視線は大忙しで、ハリーの箒がどうのスネイプがどうのと騒ぎのあったのも相俟って、試合が終わるとユリは選手でもないのに疲れ切っていた。
「スネイプだったんだよ」
そう、試合後に訪れたハグリッドの小屋でロンが言う。
クィディッチの試合中、ハリーの箒が不自然に暴れ出した理由についてだ。
「ハーマイオニーもユリも見てただろ？君の箒にブツブツ呪いをかけていた。ずっと君から目を離さずにね」
ロンの説明に、ユリは若干引っかかるものを感じながらものすごく濃い紅茶を飲んだ。
きっとハグリッド仕様だ。
ユリはミルクをまた追加で入れた。
カップを覗き込みながら思う。
あの陰湿なスネイプがそんな明け透けな攻撃を仕掛けるだろうか？
そんな、自分ら一年生にもバレるような。
でも、ユリはそれを口に出すことをしなかった。
だって、どこを取ってもスネイプが怪しいから。
そう、不自然なくらい。
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にはろ(プロフ) - 理緒さん» ご意見ありがとうございます！修正しました。今後ユリという名前に関する記述が少し出てくるかと思いますが、無視していただければ大丈夫です。 (2022年4月19日 21時) (
レス) id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - 名前ってユリになってるんですがリノを使いたいのですが変えれませんか？ (2022年4月19日 10時) (レス) id: 946438c0c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年1月24日 13時
