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「じゃあその指環は、こっちでお祝いした時にもらったんだ」
「うん、研修行く前に注文してくれてたんだって。ビックリしたよ」
「いいよね、それ。なんかデザインがAっぽくて似合ってる」
「ホント?良かった〜。私、指環とかしないから正直まだ慣れないんだけどね」
指環は、私達の思い出の場所でもらった。
みっくんが告白してくれて、付き合うことになった場所。
元々はそこでプロポーズしようと考えてくれていたらしく、お祝いした日の帰りにその場所に行った。
「北山さん、意外にやるね。チャラチャラした人だと思ってたけど、Aのことは本気みたいで安心したよ」
「ハハッ、みっくんもやっと葵に認められたんだね。笑」
「もう高嗣がうるさいのなんのってさ〜。
たぶん、私の方が先に結婚すること聞いてたんだけど、高嗣が言ってくるまで黙ってたの。そしたら突然ウチに来て、ミツさんサイコーだの何だの騒いでうるさかったよ。笑」
「二階堂くん私にも電話くれて、スゴく喜んでくれてたもんねー。あれだけ喜んでもらえると、こっちも嬉しいよ」
「それはそうかも。笑
…で?Aにフラれたイケメン二人はどうなってんの?まあ藤ヶ谷くんは今度飲みで会うからその時に聞くとして。玉森くんはどうなってんの?」
玉森くんも、祝福してくれた。
お互いの親への挨拶もこれからだし、正式に事が決まるまでは、まだ周りには黙っておこうと思ってた。
だけど、この前偶然玉森くんと帰りが一緒になった時、ふいにみっくんとのことを聞かれた。
「えっ!プロポーズされたってことですか?!
良かったじゃないですか〜おめでとうございます」
「ありがとう。でもまだ何も決まってないし、ちゃんとした報告ができるまでは、他の人には黙っといてくれる?」
「分かりました。…でも、やっぱりちょっと複雑だなー」
「え?」
「好きな人が幸せになるのは嬉しいけど、人妻になっちゃうのか〜と思うとやっぱり寂しいなって」
「人妻…笑」
「いや、でもやっぱり嬉しいか。Aさんが幸せになるんだから。みんなも知ったらきっと喜びますよ〜」
玉森くんは終始明るく祝福してくれた。
本当はどう思っていたのかは分からないけど、
私は、また彼の優しさに触れた気がした。
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北山さん大好き - 凄い夢のようでした。北山さんと恋人や結婚だなんて凄いと思いました。ずっと夢見てみたいです。 (2020年6月9日 14時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - kanako2735さん» はじめまして、コメントありがとうございます。読んでいただけて嬉しいです★不定期更新てすが、良かったらその後のお話もご覧下さいね。感想お待ちしています。 (2016年1月30日 16時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
kanako2735(プロフ) - はじめまして!今日1話から1日かかって全部一気に読ませていただきました!笑とても読みやすく、ハラハラドキドキでした。みっくんのプロポーズ凄くよかったです。違う話も覗きに行きますね!これからも楽しみにしてます!! (2016年1月29日 23時) (レス) id: 5866981bfb (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ライラさん、コメントありがとうございます。正直、誰とハッピーエンドにしようか迷った時もあったんですが…喜んで頂けたようで嬉しいです★また、番外編にも遊びに来てくださいね。 (2015年11月27日 23時) (レス) id: 3c1280c8ce (このIDを非表示/違反報告)
ライラ(プロフ) - よかったです〜!゜+(。ノдヽ。)゜+。誰にいくのか最後まで分からず、私ならもう玉ちゃんで…みっくんもうやめとこ…やっぱり太ちゃんか?と私の中ではブレブレでしたが、途中から主人公のみっくんへの一途さがハッキリしてきて、最後まですごく納得がいくお話でした♪ (2015年11月27日 9時) (レス) id: 9ebc20e9df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みぃ | 作成日時:2015年11月1日 17時