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それから私達は週に一回は
和也のお家に呼ばれるようになった。
兄「A本間和也と付き合ったって？
俺Aちゃんなら安心やわぁ」
「いやいや、私なんか笑
和也にも選ぶ権利ありますよ笑」
大橋「もう兄ちゃんええって笑」
亮「お姉ちゃん和にぃと結婚するの？？
亮もお兄ちゃんたちがお兄ちゃんがいい！」
大橋「しーひんしーひん！笑」
母「したらいいねって話してるんだよ」
亮「亮もしてほしい！」
そんな会話も生まれるようになった。
そんな会話の最中にパッと和也と目が合うと
照れ笑いをしている和也。
私は…いいのにな。
あの夜、和也に抱きしめられてから
友達から好きな人に変わった。
ただ優しくされて、抱きしめられて
簡単なやつと思われるかもしれないけど
それほど私にとって和也の温もりは大きなものだった。
でもなんとも思ってないんやろうな。
私のことなんか。
そう胸にしまいこみ、私も笑い返す。
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その日の夜、家に帰ると家の中が荒れていた。
部屋は真っ暗で
リビングには母が1人ポツンと座り込んでいた。
寝ている亮を部屋に寝かせて
急いでリビングに向かう。
「なに？これどうしたん？」
母「Aちゃん…お母さんもう死にたい」
「そんなこと言わんとってよ。何があったん？」
母「あの人、他に女がおったんよ」
「…うん…それがわかって
耐えれんくて自分で家無茶苦茶にしたん？」
母「…うん…もう死のうと思って…」
そう手に握られてるのはカッター。
そのカッターを私はそっと奪い取る。
「お母さんがおらな悲しむ人が…亮がおるんやから
それはしたらあかん。」
そう言いながら泣きじゃくる母の背中をさする。
母「Aちゃんも？
ママおらんくなったら悲しい？」
「うん。」
そんな嘘を平気でつけるようになった。
本当は親子という切っても切れない呪縛に
息が詰まる。
「もう、今日はゆっくり休みな。
片付けは私がやっとくから。」
そう言い母を部屋に移動させ片付けを始める。
和也に会いたい
会いたい…
頭に浮かぶ、和也の家族との暖かい会話に
つい涙が出てしまった。
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うな(プロフ) - 颯那さん» 初めてのコメント！！ありがとうございます🥺そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますね！ (1月15日 22時) (
レス) id: 1d6ff60bd2 (このIDを非表示/違反報告)
颯那 - 設定が面白くて、毎回どういう展開になるか予想できなくて読んでいてすごく楽しい気持ちになります！！続き楽しみにしています！！！ (1月15日 19時) (レス) @page11 id: b54361d125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うな | 作成日時：2024年1月2日 21時
