気づいてしまった日 ページ47
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花村side
ー1ヶ月後ー
花村「俺たち同棲しません？」
「…え？」
そう言うと目を見開き俺を見るAさん。
「…一緒に住みたいの？」
花村「住みたい以外に理由あります？」
「生活費削減のためとか」
花村「そんなしょーもない男じゃないですよ。笑
なんなら生活費全部俺持ちます。」
「へぇ〜漢気〜」
花村「なんすか。漢気〜って笑」
そう倉庫で明日のコーディネートを考えながら話す。
花村「で？答えは？」
「んー…ちょっと考えさせて」
花村「…」
「今、仕事に専念したいの」
花村「俺いたら出来ない？」
「逆。
仕事はいつも通り出来ても
きっといい彼女が出来なくなる。
家事もおろそかにするし
身なりだって適当になるだろうし…
そんなの見られたくないじゃん。」
そうふふっと笑うAさんに
ついムカッとしてしまう。
花村「そーゆう姿見せてくださいよ。
別にAさんがズボラだろうが
髪がボサボサだろうが髭が生えてようが
嫌になったりしないし
むしろそんな姿も見せてもらえるような
そんな関係になりたいって…」
俺がそう捲し立てるように話していると
少し困ったような、だけど優しい顔で
俺を見て"花村？"と声をかけてくる。
花村「なに？」
「何を焦ってるの？」
焦ってる…
その言葉に俺は言葉がでなくなってしまった。
花村「…」
「いつもと声も、表情も、話し方も全部違う。
そんな焦らなくたって
自分たちのペースで行けばいいんだよ」
Aさんの言ってることは全部
その通りだと思う。
Aさんから言われて初めて
俺は焦ってるんだって事に気づいた。
そんなAさんにふっと笑いかけると
花村「Aさんの事になると
余裕なくなるんすよね。
じゃ、先戻ってます」
そう声をかけて倉庫を出た。
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うな(プロフ) - 颯那さん» 初めてのコメント！！ありがとうございます🥺そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますね！ (1月15日 22時) (
レス) id: 1d6ff60bd2 (このIDを非表示/違反報告)
颯那 - 設定が面白くて、毎回どういう展開になるか予想できなくて読んでいてすごく楽しい気持ちになります！！続き楽しみにしています！！！ (1月15日 19時) (レス) @page11 id: b54361d125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うな | 作成日時：2024年1月2日 21時
