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ー和也 見てー。今日の衣装めっちゃ良い感じ！ー
「…」
あれから和也とは普通に連絡も取り合うようになって
こう言う何気ない連絡でさえ
嬉しいと思うようになっている自分に
少し嫌気がさす。
きっと和也はほんまに心配して言ってくれて
この連絡も何気なくしてるだけやのに。
きっと和也も他にいい人おるのに。
軽い女。
花村「返さないんすか？」
いろんなことを考えていると
無防備に置いてたスマホが目に入り
そう言いながら隣のデスクに座る花村。
「何て返すか吟味してた。」
私がそう返すとは？と言う顔をして
スマホを覗き込む花村。
花村「そんな吟味するほどの内容っすか？笑」
と言う花村に"そうだよね"と笑い返す。
花村「Aさんって、
あーゆうのが好きなタイプなんですか？」
「…ん？」
花村「彼」
そう花村は私のスマホを顎でさす。
その言葉に私は固まってしまう。
「え、なんで？」
花村「昔付き合ってたのバレバレっす。」
「嘘。本当に？」
そうとは思わず過ごして来たから
びっくりしてそう言いながら花村の顔を覗き込む。
花村「はい笑
もしあのタイプが好きなら俺とは真反対だなーって」
質問の意図がようやく分かり
"んー…"と少し考える。
「確かにあー言う感じも好きかも。」
花村「よく俺と付き合えましたね笑」
「花村はさ、イケメン、高身長、おしゃれ
で実家もお金持ちだしハイスペじゃん。」
花村「中々ひどいっすね笑」
そう笑う花村に"でしょ"と笑い続ける。
「だけど、そんなの全然気取ってなくて
話やすくてさ。
考え方も仕事に対する姿勢も全部
もっと近くで見てみたいなって思ったんだよね。」
花村「…」
「それがきっかけ。
実際付き合ってみても
揺るがない人間性がそこにあって
もっともっと素敵だなって思ってるよ？」
そう言うと"ふーん"と照れ隠しする花村。
「なにそれかわいー笑
それに珍しいね。そんな事聞くなんて。」
花村「Aさんの事になると
余裕なくなるんすよね。なんか知らないけど」
？
そう言う花村にキュンと来ながらも
ここでも何か違和感を感じる。
なんだろ。この違和感は。
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うな(プロフ) - 颯那さん» 初めてのコメント！！ありがとうございます🥺そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますね！ (1月15日 22時) (
レス) id: 1d6ff60bd2 (このIDを非表示/違反報告)
颯那 - 設定が面白くて、毎回どういう展開になるか予想できなくて読んでいてすごく楽しい気持ちになります！！続き楽しみにしています！！！ (1月15日 19時) (レス) @page11 id: b54361d125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うな | 作成日時：2024年1月2日 21時
