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「お茶しかなくて…すみません。」
大橋「全然！ありがとうー！」
家に着き、とりあえずお茶を出すと
ニコニコとしながら
実はこんな近くに住んでたんやなーと話す和也。
久しぶりにこんな近くで笑顔見たかも。
その笑顔がなんか懐かしくて
伝えたくなった。
ちゃんと伝えてなかった事伝えよう。
自分の言葉で。
ちゃんと目を見て。
「和也」
大橋「…？」
「デビューおめでとう」
大橋「…」
そう伝えた瞬間、和也の目から一筋の涙が流れる。
大橋「ありがとう。」
その涙はデビューの嬉しさから来るものやと思ってた。
けど…
大橋「やっと目見てくれた。
俺…あの時守ってあげられへんかったから…
Aの側にいれて幸せで甘えてて
お別れの選択までAにさせてしまったから…
やから目合わせてくれへんのも
しょうがないなって…
あの時守ってあげられへんくて
ごめん。」
そっちから来る涙やったみたいで
私の行動がこんなにも和也を悩ませてたんやなと
思い知らされる。
「違う。
私が傷つきたくなくて、逃げてただけ。
和也は何も悪くないから…やから謝らんといて？
私の方こそ、あんな別れ方で…
再開してからもあんな態度でごめんなさい。」
私がそう言うと、ううんと頭を横に張る和也。
大橋「あの後、どう過ごしてたん？」
「あの後は…親戚の家族に引き取ってもらって
専門学校にも行って、今の会社入って…
普通に過ごしてたよ。
亮も、元気にやってる。」
大橋「そっか…よかった。
それだけがずっと気がかりやったから。」
「和也は…今の現状見たら分かる。
誰よりも頑張ってたんやなって。」
そうニコッと笑うと和也も笑い返してくれる。
大橋「何回も挫けそうになったけど笑」
「でも、今こうして夢実現させてるやん。
ほんまにすごい。」
大橋「それはAもやん。」
「私のはまだまだ。
あ…そうや。
でも目合ったのは今が初めてじゃないで？」
大橋「うぶらぶの落ちサビの時？笑」
「そう。」
大橋「あれはだって
俺ずーっとAの事見てたもん！笑」
「え？
このタイミングで合うってって
なんか私感極まって泣いてもたんやけど。笑」
大橋「俺も！笑」
「確信犯やん！笑」
そんな何気ない話をするのも懐かしくて
あっという間にいい時間になってしまった。
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うな(プロフ) - 颯那さん» 初めてのコメント！！ありがとうございます🥺そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますね！ (1月15日 22時) (
レス) id: 1d6ff60bd2 (このIDを非表示/違反報告)
颯那 - 設定が面白くて、毎回どういう展開になるか予想できなくて読んでいてすごく楽しい気持ちになります！！続き楽しみにしています！！！ (1月15日 19時) (レス) @page11 id: b54361d125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うな | 作成日時：2024年1月2日 21時
