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大橋side
「失礼します」
会議室に入って来た彼女の姿を見て
時が止まった。
俺の目の前には
昔より数倍綺麗になったAがおって
ずっとずっと会いたかった。
そんな気持ちでいっぱいで泣きそうになるのを
グッと堪えた。
「改めまして、
これからみなさんの衣装を担当させていただきます
stand責任者Aと申します。
よろしくお願いします。」
そっか。夢叶えたんや。
「デビュー曲の衣装を制作するにあたって
まずはみなさんのイメージやお気持ちを
お聞かせいただいた上で
制作を始めて行きたいと思っています。」
しっかり仕事して
任されるまでになって、頑張ったんやなぁ。
「(ニコッとする)」
そして何より…きれいになったなぁ。
あの時の辛い、悲しい笑顔じゃなくて
充実したいい笑顔をするようになって…
よかった。
幸せに暮らしてたなら、それだけでよかった。
そんな気持ちで、打ち合わせが終わるまで
ずーっとAを見てしまってた。
やけど、Aとは目が合うことはなかった。
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藤原「あの人やろ。1番に伝えたい人」
事務所の自販機の前で突っ立っていると
そう言いながら隣にくる丈くん。
大橋「…うん」
藤原「ちゃんと伝えろよ。」
大橋「でも目ぇ合わせくれへんかった…笑」
藤原「それでも、ちゃんと伝えろ。
せっかく会えたんやから。
きっとこの再開は偶然じゃないで。」
あの時、自分だけじゃ抱えきれんくて
ずっと一緒やった丈くんには全部を話した。
それを知ってる丈くんの言葉は
ズシンと突き刺さった。
大橋「そやな」
そう言うと、自販機にお金を入れる。
ピ
ガタン
大橋「あ！」
藤原「相談料」
俺がお金を入れた瞬間にボタンを押した丈くんは
そうニヤッと笑いどっかに去っていった笑
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うな(プロフ) - 颯那さん» 初めてのコメント！！ありがとうございます🥺そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますね！ (1月15日 22時) (
レス) id: 1d6ff60bd2 (このIDを非表示/違反報告)
颯那 - 設定が面白くて、毎回どういう展開になるか予想できなくて読んでいてすごく楽しい気持ちになります！！続き楽しみにしています！！！ (1月15日 19時) (レス) @page11 id: b54361d125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うな | 作成日時：2024年1月2日 21時
