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「はぁ…」
どのくらい走ったかな…
ふと後ろを振り返り、もう大丈夫だろうと
一度立ち止まる。
その瞬間体はブルブルと震えて
力が入らなくなり地面にひざまづいてしまう。
「はぁ…はぁ…う…ふ…」
そして溢れる涙を必死で拭っていると
ふわっと体に暖かいものがかかる。
「…和也…」
その方向を見ると、和也が心配そうに私を見ている。
大橋「どうしたん？」
「…なんでもない」
迷惑はかけたくなくて
必死に笑顔を作りそう返すが
やっぱり無理があるみたいで
"とりあえず俺ん家おいで"と
私に被してくれてる
和也のブレザーの前ボタンを閉めてくれ
ダンス用の靴も貸してくれる。
そのまま何も話さず和也の家に着く。
大橋「ただいま」
「お邪魔します」
大橋母「おかえり〜……」
そうリビングからひょこっと顔を出した
和也のお母さんは
私の姿を見て一瞬時が止まっている。
そして、ちょっと待っててというと
タオルケットや、切れて血が出ている口元を
優しく手当してくれる。
「すみません…」
私がそう言うとぎゅっと私を抱きしめた。
大橋母「辛かったね」
そう言いトントンとしてくれる。
その優しさに私は涙が溢れてしまう。
大橋母「和也、服貸したり」
大橋「うん。上、行こか。」
そう和也に連れられ、和也の部屋に入ると
渡された服に着替える。
「…」
殴られた体は赤黒くなって痛々しい。
そんな傷を見てみぬふりをして
外で待っている和也に"ありがとう"と告げ
和也も中に入ってくる。
大橋「話せる？」
そう優しい目で言ってくる和也に"うん"と頷き
私はさっきあった出来事を話した。
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うな(プロフ) - 颯那さん» 初めてのコメント！！ありがとうございます🥺そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますね！ (1月15日 22時) (
レス) id: 1d6ff60bd2 (このIDを非表示/違反報告)
颯那 - 設定が面白くて、毎回どういう展開になるか予想できなくて読んでいてすごく楽しい気持ちになります！！続き楽しみにしています！！！ (1月15日 19時) (レス) @page11 id: b54361d125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うな | 作成日時：2024年1月2日 21時
