非情な毎日 ページ14
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それからしばらく経ったある日。
ガチャ…
男「お〜Aちゃーん」
「…」
いつもより早く学校が終わり、家に帰ると
お母さんの彼氏がリビングでふんぞり帰っていた。
「今日お母さん仕事ですよ」
男「そーみたいやなぁー」
そう言うと私に近寄ってくるその男を
避けるように自分の部屋に向かおうとするが
腕を掴まれて動けなくなってしまう。
「…なんですか？」
男「Aちゃん、俺の相手してやぁ」
と言うと私の太ももを撫でてくる。
「離して…」
男「ええやろ？ちょっとだけやん」
「離して…！！！」
バチン！！
その音と共に頬に電気のような痛みが走る。
その衝撃にびっくりして動けなくなった隙に
ソファに押し倒されてしまう。
男「大人しくしとけって」
そう言いながら私の両手を掴み
首筋に舌を伝わせてくる。
「やめて…やめて！！！…嫌！！！」
ドコ！！！
「ツ…」
「やめ…」
ドコ！！
それからも私が抵抗するたびに体を殴られ
その痛みに心が折れそうになる。
もう…いい…か。
こんな非情な毎日にちょうど逆らうのも
しんどくなってた所やし。
もういいわ…
そうひたすら天井をぼやける目で見つめる。
和也に会いたい
こんな時でさえ、やっぱり出てくるのは和也。
早く終わらせて電話しよう。
声聞いたら元気になれる。
…
初めては和也がよかったなぁ。
そんな思いのせいで涙が溢れ落ちてくる。
和也…
男「ほら、握れ」
言われるがまま、男の物を握る。
「…」
やっぱり嫌や。
和也が私を大切にしてくれるのに
私は私自身を粗末にしたらあかん。
和也に失礼や。
私は和也以外嫌や。
そう思った時には、男の物をぎゅっと握り潰すように
手に力を込める。
男「痛！！！！！」
そう男が悶絶してる隙に
何も考えずただただ外に出て走る。
「はぁ…はぁ…」
乱れた服。
裸足。
周りの人からの視線。
そんなのも構わずただただ逃げ続けた。
自分のことは自分で守る。
そう必死に。
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うな(プロフ) - 颯那さん» 初めてのコメント！！ありがとうございます🥺そう言っていただけて本当に嬉しいです！これからも頑張りますね！ (1月15日 22時) (
レス) id: 1d6ff60bd2 (このIDを非表示/違反報告)
颯那 - 設定が面白くて、毎回どういう展開になるか予想できなくて読んでいてすごく楽しい気持ちになります！！続き楽しみにしています！！！ (1月15日 19時) (レス) @page11 id: b54361d125 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うな | 作成日時：2024年1月2日 21時
