灰谷蘭の逆襲 ページ17
Aside
騒然とする現場
それもそのはず
なんて言ったって主催者が急に倒れたのだから
完全に動かなくなったのを確認した後
パニックになる人ごみに紛れて
灰谷蘭に目配せして 広間を抜け出す
モブ従者『女だ そこの赤いドレスを着た女を捕まえろ！』
さっきの従者が何か叫んだが パニックになる人々に
その声はかき消され 届くことはなかった
赤いドレスを着た女 なんて無数にいるしね
予め呼んであった 車に乗り込み
私は助手席に 灰谷蘭は運転席に座る
車が出発すると 緊張の糸がほぐれたのか
自然と ため息が出た
蘭『お手柄だったなぁ〜
俺が出る幕もなかったな 俺を置いていきやがったからなあ』
おっとどうやら
A「怒っているんですかね？」
いかにも嫌味な口調で話す
運転をしている灰谷蘭の横顔を見ながら問う
蘭『さあ？
ん〜 やっぱ蘭ちゃん悲しいなあ
つーことで 今日こそ蘭呼びな？ 敬語もなし
竜胆とか九井はあだ名呼びらしいじゃーん？』
駄々っ子のような甘ったるい口調で私に言葉を発す
私はブラックコーヒー(ココが入れてくれるやつ)をこよなく愛す女なので
甘すぎるが
一体ココも灰谷蘭もどこでその情報を仕入れてくるのか
それを仕事に生かしてもらいたいものだが、、
蘭『それにさあ〜？ 俺はAの援護なの
ケガさせたりしたら それこそ俺死ぬからね
マジ次から一人で行動すんな
わかったな？おい』
まあ 首領が怒るかもしれないね
A「わかりまし((蘭『敬語』
かなりのガチトーンで言われたので
言わざる終えなかった
A「はぁ
わかったよ 蘭」
仕事の疲れか 蘭の圧のせいか
急激に眠くなった私は そのまま眠りに入っていった
…
蘭side
蘭『怒ってるつーの』
それが隣で寝ているAに対してなのか
何もできないじぶんにたいしてなのか
俺にはわからない
ただこいつが腹に銃の傷を負って
意識不明になったとき
焦った
もう起きないんじゃないかと
蘭『心配させんなよ
首領にもほかの幹部どもにも
俺にも』
…
気恥ずかしくなったのか 男はそれっきり口を閉ざし
まっ直ぐアジトに向けて
車を走らせた
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あわになりたい(プロフ) - shinox2さん» これからも末永くよろしくお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ (2021年11月29日 0時) (
レス) id: d4278ac4cc (このIDを非表示/違反報告)
あわになりたい(プロフ) - shinox2さん» コメントありがとうございます(⌒∇⌒) 読んでくださってるんですか！？ありがとうございますぅぅ！！漫画のスペースにいるだけでも楽しいですよね(笑)裏表紙！めっちゃわかります。。灰谷兄弟ほしかったんですよ(笑) (2021年11月29日 0時) (レス) @page33 id: d4278ac4cc (このIDを非表示/違反報告)
shinox2(プロフ) - 深夜テンションで爆誕された作品読んでます！作者名見ないので同じ方だとは思いませんでした。そして19巻！私は裏表紙見たいので欲しいんです！が、東リべ自体本屋に無いんですよね💧 (2021年11月29日 0時) (レス) @page33 id: 947326f28f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あわになりたい | 作成日時：2021年11月10日 0時
