私、BE:FIRSTのメンバーになりました

第8話　3次審査 ページ8

主人公が入った影響でマナトくんが11位になっています。すみません！
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　.


　今日はオーディションに受かった人が全員東京に集まって自己紹介と歌を歌う。



　私が歌うのはRin音さんの【snow jam】



　男装をしてこい、と言われたけれどあの日誰にも女と疑われなかったから変えるのは"俺"という一人称としゃべり方と語尾くらい。



　今ステージには笑顔がすごく綺麗で良い人が歌い終わったばかり。私も笑顔が少なめだからあれくらい笑顔は必要だな……



　「前髪を切ったっぽいけど何か心境の変化でもあったの？」



　「身長？……は変わってないです」



　「いや心境、心境」



　「あ、心境……笑すみません」



　『ﾌﾌｯ』


　彼にとっては間違いだったかもしれないけど、あんな風に周りの緊張が和らげられるのはすごいなぁ……


　「次、10位AAー」
　


　やばいやばい順番来ちゃったんだけど、え？どうしよう。何言う？まず何か自分を表すから得意なアクロバットとかする？いや待って何言えば……



　『はい……俺は全てをかけこのオーディションに来ました。ここで俺の知らない世界を見たいと思うし未知な部分を広げていきたいと考えています。どうかよろしくお願いします』



　ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ


　「あ、じゃあ」


　『あ！アクロバットやってもいいですか？』


　「もちろん！」


　ここでやるのは初手バク転と、サイドフリップかな…インパクト残した方が良いかな…



　『行きます』


　ﾄﾞﾝｯ


　「おぉ！？すごいね！」



　『ありがとうございます』



　よかったー無事成功した……これで後は歌だけ。歌はわざと低めに歌おう。高音を出しちゃうとバレてしまうかもしれないしね…あとは楽しむ！

　
.
.
.

　『……ありがとうございました！』



　「うん。Aはすごく音程がしっかりしてるね。それに余裕も感じられる。

　今回は低音を主軸にして歌ってたけどきっと高音をもっと出してもより綺麗になったと思う。

　けど所々の高音と低音のハモり具合は本当に素晴らしいものでした。ありがとうございました」



　『はい。ありがとうございます』



　ﾊｧｰ……よかった無事に終わった。まじ低音緊張で所々震えちゃったし、ヤバイかな。とか思ったけど誉められたしよかった……



　「はい。これから二日間よろしくお願いします」


　「『はい！』」

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