爆豪くんにベタ惚れされた2【ヒロアカ】 (ページ40)

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ニュースでも知ったが、敵が侵入したとのことで話題は持ち切りだった。そんな中、意図的に雄英生が狙われたとのことで、合宿先が急遽変更となった。キャンセルをしないところが流石雄英というところだ。

「てめェ。骨折してでも殺しとけよ。」

爆豪くんは緑谷くんにそう言った。葉隠さんは緑谷くんを助ける為にフォローする。

夏休み前なのに皆は憂鬱な気分だ。今回の合宿も何事もなく終わるといいんだけれど…

・・・・・・
「夏休み中は極力外出を控えるようにと指示が出ていますわね。」

「せっかくおニューの水着買ったのに！」

女子の皆で夏休みにしたかったことを話していた。私は夏が好きだからそれなりに遠いところへ遊びに行きたい気持ちはあった。

しかし、皆の提案により雄英のプールが使えることになった。八百万さんが許可を取ってきてくれるそうなので皆は嬉しそうにしていた。

「そーいや俺の住んでるトコで早めの夏祭りあるんだよね。皆来ねぇ？」

「行くー！」

次々と林間合宿までの予定が埋まる。

『爆豪くんも行くでしょ？』

「かったりィ。行く気はねェ。」

「おいバクゴー。実はな＿＿」

上鳴くんが爆豪くんに何かを囁く。爆豪くんの表情が変わった。

「場所どこだァ…」

一体どんな言葉をかけたんだろう。あの爆豪くんが素直に行く気になるなんて…

『上鳴くん、何て言ったの？』

「当日のお楽しみ。」

気になったが深くは追及しなかった。一学期は敵に襲われたり体育祭があったり職場体験があったりした。時間があっという間だった。

「で、Aはどうなの？」

『はい？』

芦戸さんから急に問いかけられた。

「バクゴーとのことだよ！そろそろ好きになっちゃったりする？」

『なってないよ。ただ＿＿』

「なれやクソが!!」

「ちょっとバクゴー。今Aちゃん何か言おうとしたでしょ！」

ただ……何て言いかけたんだっけ。爆豪くんの声で忘れてしまった。

『何でもないよ？』

「一番気になる!!」

そこへ救いの一声。飯田委員長。

「皆ー集会だ！速やかに移動を!!」

こうして、一学期は幕を閉じた。